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【雑誌掲載情報】『運輸と経済』2月号「今が好機!新しい訪日クルーズの誕生へ」 廻教授(国際学部)


「運輸と経済」2023年2月号
※許可を得て掲載しています

月刊誌『運輸と経済』2月号にて、国際学部 廻特任教授によるコラムが連載されています(p.97-102)。
観光マーケティング、観光政策を専門分野とする廻教授が、観光の現状と課題を俯瞰しつつ、現場の視点で新しい観光産業のあり方を考察していくコラムです。

「交通のロイヤルティマーケティング」を特集している今号では、「今が好機!新しい訪日クルーズの誕生へ」をテーマに、日本のクルーズ市場について考察しています。

新型コロナウイルスの集団感染で話題になった大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」のニュースから3年が経過し、日本では国際クルーズ船が再開されました。クルーズ市場がコロナ禍によって大打撃を受けたことは想像に難くないと思いますが、最近になってようやく回復傾向にあるそうで、2023年には2019年レベルかそれ以上の総乗客者数が見込めるとされているそうです。

しかし、訪日中国人クルーズ客に多くを頼ってきた日本のクルーズ市場の回復は遅れを見せています。廻教授は、日本は海に囲まれているものの、一部の地域を除いてはクルーズに適した海域が少ないこと、バラエティに富んだ外国の寄港地もないことを理由として挙げています。
訪日クルーズの活性化への提言として、日本の海岸線の長さやクルーズ客船を受け入れ可能な港が100以上あることを紹介し、飛行機では容易に行けないような寄港地から多様な地域を訪ねることや、小型船クルーズの誘致などについて言及しています。

世界の新造船は活気づいており、新たなクルーズ船の登場が次々に予定されているようです。廻教授は、「日本観光は魅力的であり、世界の旅行者から選ばれる可能性が高い」とし、それぞれの寄港地がもつ地域の文化探訪や祭り、交流、温泉、ビーチリゾートなどの独自の特長を磨き上げ、アピールすることが重要であると述べています。"数を求めず質を求める"ことが、今後の訪日クルーズのポイントとなりそうです。

 

『運輸と経済』2月号は、敬愛大学3号館3F メディアセンター図書館の雑誌コーナーにて、自由に閲覧できます。観光・旅行業界に興味のある学生の皆さんは、ぜひ手に取ってみてください。業界への理解が深まります。