グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



カテゴリ画像
ホーム  > 就職・キャリア支援  > チバイチバン  > 社会を知る  > 2013年度 第1回 電機業界(通算29回)

2013年度 第1回 電機業界(通算29回)

横内 俊夫 様
1969年:東海大学工学部電気工学課卒業 株式会社 東芝 入社 電機システムエンジニアリングを担当
1983年~1985年:重電技術駐在として東芝インタ-ナショナル(英国)社に勤務
1996年~:東芝メカトロニクス株式会社 取締役就任
1998年~:芝浦メカトロニクス株式会社(社名変更)半導体機器ステム、経営管理等担当(2003年専務取締役就任)
2006年~:芝浦自販機株式会社 代表取締役社長  
2009年:退職

重要性を増す電機産業の営業

電機産業の概要

 電機産業とは、石油等の一次エネルギーを、電気という移動しやすく、加工しやすい2次エネルギーに変えて供給する装置・システム、そしてその電気を利用するいろいろな装置・システムを包含する産業です。
 (※例えば、電気を作る発電機、電気を送る送変電設備、その電気を使って鉄の板を作る装置、自動車を組み立てるロボット、貨物や人を輸送する電車、そしてテレビやパソコン・携帯電話まで電機産業に含まれます。)
 このように電機産業は極めて幅の広い産業ですが、そのことを示す数字として東京証券取引所一部上場企業約1700社のうち、電機業種に登録している企業は150社以上あり、23業種中もっとも多いことからもわかります。
 日本には多くの電機メーカがありますが、大きく次のように分類されます。
  ①総合電機系メーカ:日立・東芝・三菱など、重電・家電・通信など幅広く事業展開している企業
  ②通信・IT系メーカ:NEC、富士通など携帯電話通信システムやコンピュータシステムを中心に事業展開している企業
  ③総合家電メーカ:パナソニック、シャープ、(注:ソニー)など、冷蔵庫・エアコンなどの白物家電からテレビ・オーディ機器などを中心に事業展開している企業
  以上のように、電機業界は大変幅広い選択肢を持った業界です。{(注:ソニー)は白物家電を除く。}

電機業界や関連企業をより知るには!

 就職先として電気関連企業に興味があり、業界動向や企業名を調べたい学生諸君には、関連工業会のホームページを覗いてみることをおすすめします。{※例えば、日本電機工業会(JEMA)  URL: http://jema-net.or.jp/は、正会員:176社、賛助会員:100社から構成されています。そのHPからは、電力・産業システムや新エネルギー、家庭電気など、それぞれの業界がとり組んでいる最新の課題や動向を知ることができます。また、会員には大企業はもちろん中小の企業も参加しており、電気関連企業を広く知ることが可能です。}
  この他に、日本照明工業会(JLMA) 、日本半導体製造装置協会(SEAJ)、情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)などもありますから参考にしてください。

電機産業を取り巻く環境は!

 米国のフォーチュン誌が、毎年企業の売上高で企業の番付を発表しています。
 この番付から電機産業を拾って見ると2000年には日本企業は10番以内に6社入っていましたが、2012年には3社に減ってしまいました。これは特にエレクトロニクス製品分野で、韓国、台湾メーカ、そして米国のアップルなどの企業が躍進している結果です。この分野は、今後も発展を続けることは間違いありませんが、日本のメーカはより柔軟な発想で製品開発を進める必要があります。そのためには文系・理系を問わず若い皆さんのグローバルで柔軟な発想と行動を必要としています。

電機産業の営業は!

 多くの電機産業は、いわゆる”B to B”(企業対企業)の取引が中心です。
この分野で営業として活躍を希望する皆さんは、特に次のようなことを念頭に置いてください。
  ①仕事のプロセスは複雑ゆえ、忍耐強い努力と勉強を忘れずに。
  ②相手はプロとの認識で、常に戦略を考えた交渉を。
  ③特定のお客様と長いあいだのお付き合いゆえ、化けの皮はすぐ剥がれる。本音でつきあい、約束は厳守。
  ④常に情報収集を忘れずに(先んずれば---)。
  ⑤クレームから逃げず、自分の責任と思って解決を図る。
  ⑥常にグローバルな視点を忘れずに。

これから活躍する皆さんへ

 “明日、世界が滅びるとしてしても、今日あなたはりんごの木を植える”
作家 開高健氏(故人)の言葉です。この言葉は、人間はどのような環境であれ前向きに努力する本性を持っている、というメッセージと理解しています。
 皆さんが、これから社会に出てたくさんの自分のりんごの木を植えることを期待しています。