君にすすめる一冊の本(WEB版)2025年度

大学・短大の教職員が「学生のみなさんにもぜひ読んでほしい!」と感じた、面白くて学びのある本を紹介しています。紹介された本はメディアセンターの専用コーナーにそろえていますので、気軽に手に取ってみてください。
君にすすめる一冊の本(WEB版)2025年度
【推薦者】市川洋子 先生(教育学部)
*コメント*
名古屋市は教育改革を市全体で推進していて、NAGOYA School Innovationと銘を打って、「子ども中心の学び」を進める学校づくりを推進しています。2019年にスタートしたこの事業の一環として、名古屋市立矢田小学校の生活科・総合的な学習の時間にプロジェクト・ベース学習の方法を取り入れた実践が始まりました。その結果、子どもを主役にした教育環境が学校や先生や子どもたちをどう変えていったのかを、ぜひこの著書で確かめてみてください。
*コメント*
名古屋市は教育改革を市全体で推進していて、NAGOYA School Innovationと銘を打って、「子ども中心の学び」を進める学校づくりを推進しています。2019年にスタートしたこの事業の一環として、名古屋市立矢田小学校の生活科・総合的な学習の時間にプロジェクト・ベース学習の方法を取り入れた実践が始まりました。その結果、子どもを主役にした教育環境が学校や先生や子どもたちをどう変えていったのかを、ぜひこの著書で確かめてみてください。
【推薦者】小島憲明 氏(役員)
*コメント*
緒方章(後の緒方洪庵そして適塾創始者)と田辺昇太郎(後の和田泰然そして和田塾創始者でその後佐藤泰然)の二人が、長崎で蘭学を学び、江戸時代から明治時代にかけて日本の医療の礎を築いた人物伝である。緒方洪庵は、蘭学の医学書の翻訳に力をいれ内科や種痘普及を目指す。佐藤泰然は禁じられている出島に出入りし医術に力をいれ外科を目指す。波乱に富んだ二人の人生を取巻く背景には、シーボルト、渡辺崋山、髙野長英、村田六蔵(後の大村益次郎)が関わってくる。そのうえ西洋医学と漢方医学の確執が長く続く。緒方洪庵の適塾は、後の大阪大学となり、佐藤泰然の和田塾は、後の順天堂大学となっていく。彼らの開いた塾は、現在の日本の最新医療の発信地となっている。詳細な資料に基づく本著はわが国の近代医学の始動を分り易く描かれており、読み応えのある一冊である。
*コメント*
緒方章(後の緒方洪庵そして適塾創始者)と田辺昇太郎(後の和田泰然そして和田塾創始者でその後佐藤泰然)の二人が、長崎で蘭学を学び、江戸時代から明治時代にかけて日本の医療の礎を築いた人物伝である。緒方洪庵は、蘭学の医学書の翻訳に力をいれ内科や種痘普及を目指す。佐藤泰然は禁じられている出島に出入りし医術に力をいれ外科を目指す。波乱に富んだ二人の人生を取巻く背景には、シーボルト、渡辺崋山、髙野長英、村田六蔵(後の大村益次郎)が関わってくる。そのうえ西洋医学と漢方医学の確執が長く続く。緒方洪庵の適塾は、後の大阪大学となり、佐藤泰然の和田塾は、後の順天堂大学となっていく。彼らの開いた塾は、現在の日本の最新医療の発信地となっている。詳細な資料に基づく本著はわが国の近代医学の始動を分り易く描かれており、読み応えのある一冊である。









