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教員に採用された4年生のスタートダッシュをサポート 採用前研修会を実施しました


庄本先生の部会での様子

2月6日(土)、4月から教壇に立つ4年生を対象に教職センターで採用前研修会を開催しました。新学期からスムーズに教員生活をスタートできるようにするためです。講師を務めた3名は本学の卒業生で現職教員です。中学校で英語を受け持つ五木田(2年目)さん、小学校からは庄本さん(4年目)、金久保さん(初任)が後輩学生のために研修を行ってくれました。全体を3部で構成し、今回は緊急事態宣言を受けてZoomで実施しました。
第1部は教職センターの教員による講義です。教職に就く心構えや、今からできる準備について話がありました。
第2部は3名の講師による体験談の発表です。自己紹介を考えておくことの大切さや、学級での実践報告、教材研究の取り組みなどが失敗談や写真資料を交えて具体的に語られました。
第3部は分科会です。それぞれの講師を囲んでじっくり話を聞きました。参加者が様々な質問をして、講師がそれらに答える形で進行しました。参加者の質問に対して自身の経験をもとに誠実に答えてくれた庄本さん。その回答から伝わってきた熱心で前向きな仕事ぶりは本学のHP「敬愛人 2016年度卒業 千葉県公立小学校 勤務 庄本 夏菜 さん」でも紹介されています。

【庄本さんのスライドより:教材研究ノート】
このような教材研究を毎日欠かさず行っているとのです。
教師という仕事がいかに知的な仕事であるかわかります。

【庄本さんのスライドより:下校後の教室の風景】
子供が下校する際、引き出しの中を整頓させています。
基本的な生活習慣を身につける指導の取り組みがわかります。

学生からも有意義な研修会であったと感想が届きました

 今回の採用前研修会にて、様々なお話を聞くことができた。そのどれもが、これから教員として現場に出る私にとって貴重な話であったが、特に大切だと感じたのは「仕事への準備」である。教員の仕事は、今、この準備期間から始まっているといっても過言ではないと痛感した。それらの準備の中で重視したいと感じたのは、同僚の先生方とのコミュニケーションの強化と、プリントの整理手段である。
 まず、同僚の先生方とのコミュニケーションについては、誠心誠意と新任らしい明るさを意識する姿勢が大切だろう。会話を通してその学校の先生方が、どのようなことを必要としているのかをしっかりと見極めていきたい。
 次に意識したいのが、プリントの整理手段だ。「学校はまだまだ紙社会である」という言葉が出てきたときの先生方のうなずき加減を見るに、この問題は重要視すべきだろう。配られる多くのプリントの中に自分のためになりうるものがたくさん出てくるという視点から、私もプリントを効果的に活用することで、教員としての資質を高めていけるようにしたい。私は整理整頓が得意ではないので、ファイルやリングノートを活用することで、紙社会であっても体系的に整理していきたいと考えた。
 今から4月以降の生活に備えることで、自身の資質を高め続けていく教員になることを心に決めた。山口健一先生の言葉にあったように、教員としての資質を高めることで、師として尊敬されるにふさわしい存在になれるように精進したい。(4年生 Mさん )