第9回英語教師授業力ブラッシュアップセミナーを開催
育成すべき資質・能力に応じたコミュニケーション活動
~その活動、何のために行っているか説明できますか
敬愛大学では、「第9回英語教師授業力ブラッシュアップセミナー」を、2026年10月10日(土曜日)に開催いたしました。
今年のセミナーも、現行学習指導要領の着実な推進に向け、各校種においてどのように授業をデザインし、目標に沿って具体的にどのような言語活動を展開していく必要があるのか、さらに指導と一体化した学習評価はどうあるべきかなどを中心として、指導・評価の両面における実践的な情報を提供させていただくことを目的に開催いたしました。
ちょうどセミナー直前の10月5日に文部科学省が「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を発表したこともあり、今回は「コミュニケーション活動」や「主体性(エージェンシー)」等といったキーワードでの活発な研修が行われました。
9回目となる今回のセミナーは、『育成すべき資質・能力に応じたコミュニケーション活動 ~その活動、何のために行っているか説明できますか』をテーマに、基調講演のほか、優れた英語教育を実践されている先生方をお招きし、小・中・高等学校各校種で求められる授業指導や学習評価の具体的なアイディアやヒントを提供いたしました。
※今年度の当セミナーは、本学主催「教職スキルアップセミナー」(「千葉県教育委員会と敬愛大学との私大協働に関する協定」に基づく、現職教員のスキルアップをめざす講座)の一環として開講されました。
~その活動、何のために行っているか説明できますか
敬愛大学では、「第9回英語教師授業力ブラッシュアップセミナー」を、2026年10月10日(土曜日)に開催いたしました。
今年のセミナーも、現行学習指導要領の着実な推進に向け、各校種においてどのように授業をデザインし、目標に沿って具体的にどのような言語活動を展開していく必要があるのか、さらに指導と一体化した学習評価はどうあるべきかなどを中心として、指導・評価の両面における実践的な情報を提供させていただくことを目的に開催いたしました。
ちょうどセミナー直前の10月5日に文部科学省が「次期学習指導要領等に向けた審議まとめ」を発表したこともあり、今回は「コミュニケーション活動」や「主体性(エージェンシー)」等といったキーワードでの活発な研修が行われました。
9回目となる今回のセミナーは、『育成すべき資質・能力に応じたコミュニケーション活動 ~その活動、何のために行っているか説明できますか』をテーマに、基調講演のほか、優れた英語教育を実践されている先生方をお招きし、小・中・高等学校各校種で求められる授業指導や学習評価の具体的なアイディアやヒントを提供いたしました。
※今年度の当セミナーは、本学主催「教職スキルアップセミナー」(「千葉県教育委員会と敬愛大学との私大協働に関する協定」に基づく、現職教員のスキルアップをめざす講座)の一環として開講されました。
【小学校 実践発表】
「伝え合いたい」から始まる外国語授業づくりを考える
「主体的な外国語の学び手」とは、どのような子どもの姿か。そのような学び手は、どのような経験を通して育っていくのか。濱雪乃先生(お茶の水女子大学附属小学校教諭)は、小学校の外国語教育を、これからの時代を生きる子どもたちの主体性の視点からとりあげました。「主体的に学習に取り組む態度」の育成を支えるコミュニケーション活動とはどのようなものかという問いに対し、子どもが他者や世界との出会いを通して「関わりたい」「知りたい」「伝え合いたい」と感じ、その思いが新たな学びへとつながる過程こそがコミュニケーション活動の本質だと提起されました。こうした視点から授業デザインや言語活動、指導と一体化した学習評価の実践を紹介し、主体的な外国語の学び手を支える授業づくりについて考える機会をいただきました。
【基調講演】
育成すべき資質・能力に応じたコミュニケーション活動
教員になって年月を重ねるにつれ、誰しも自分の「授業パターン」を持つようになります。主任講師の向後秀明先生(敬愛大学国際学部教授)は、それ自体が悪いわけではないが、授業構成やコミュニケーション活動の適切性を常に見直すことが大切だと力説されました。見直しをする視点となる項目として、「単元・授業レベルで児童・生徒が身に付けるべき資質・能力が具体的に設定されているか」、「その資質・能力を育成するための効果的なコミュニケーション活動が展開されているか」、「目標が達成されたかどうかを判断する評価を行っているか」の3点を実際にどのようにつなげていくかについて、受講生と共に考えていきました。また、「資質・能力を育成するための効果的なコミュニケーション活動」に関連して、特に英語に苦手意識を持つ児童・生徒の意欲を高め、モチベーションを維持しながら主体的に学習を続けるために取るべきアプローチの参考として、向後先生ご自身の大学での実践が紹介されました。
【中学校 実践発表】
思考ツールと単元構想の工夫による即興的なやり取りの指導の実践
「英語科の授業においても「話すこと(やり取り)」の力をいかに育成するかを常に見直す必要がある」。羽富圭吾先生(守谷市立守谷中学校教諭)はこうお話になり、育成すべき資質・能力として「即興的に情報を取捨選択し、相手に分かりやすく伝える力」に焦点を当てた実践を紹介されました。その手立てとして、「思考ツールの活用」、「コミュニケーションを行う目的や場面の設定を明確にした単元構想」の2点に力を入れられ、様々な思考ツールを用いたスピーキング活動により、英文を原稿として書いて読むのではなく、キーワード中心の簡単なメモを手がかりに、その場で内容を再構成しながらやり取りを行うことを重視した事例を紹介されました。
【高等学校 実践発表】
生成AIとオンライン英会話を統合したハイブリッド型単元構想の試み
石川真由美先生(静岡県立静岡城北高等学校教諭)は、GIGAスクール構想により公立高校における言語活動の可能性は広がったものの、多くの授業では学習指導要領が求める「即興的なやり取り」を継続して取り入れること自体が難しく、単なる日常会話の表層的な繰り返しで終わってしまうといった課題や、指導・評価にかかる教員の負担が尽きないことに触れ、限られた回数のオンライン英語学習をシラバスに効果的に組み込み、「生成AIによる言語面の即時サポート(正確性)」と「生身の対話(流暢性)」を融合させた具体的な授業実践を紹介。対話的で探究的な問いの中にICTを交えた個別の学びを組み込み、社会的論題に対する生徒の思考の深化や向き合う姿勢を引き出すアプローチが提案され、予算等の制約をアイディアで乗り越え、生徒の「主体的に学習に取り組む態度」を育む、「デジタルと対話をかけ合わせた授業づくりのヒント」をご提供いただきました。
講師陣の熱が多くの受講者にも乗り移り、今回も英語教育への情熱の熱気で満ち満ちた一日となりました。
講師の皆様、またご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
なお今回も、多くの本学教職課程(小学校、中高英語)の学生たちも一緒に学ばせていただきました。
講師の皆様、またご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
なお今回も、多くの本学教職課程(小学校、中高英語)の学生たちも一緒に学ばせていただきました。
(地域連携センター)