情報マネジメント学部の根本 敏則 教授の研究グループが日本物流学会賞を受賞
情報マネジメント学部の根本敏則教授の研究グループが、日本物流学会賞を受賞しました。同賞は、物流関連の研究の中で最も優秀な論文に贈られる権威ある賞です。
受賞論文について
論文タイトル
「ドローンを用いた撮影調査を通じた高速道路SA/PAにおける大型車の駐車行動の解析と駐車問題の解決策の提案」
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研究の背景と目的
高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)では、特に夜間において大型車の駐車場不足が深刻な問題となっています。これは運転手の適切な休息確保や交通安全に直結する重要な社会課題です。本研究では、この問題を科学的に分析し、効果的な解決策を見出すことを目的としました。
研究手法
研究グループは、ドローンを使ってサービスエリア・パーキングエリアの上空から動画を撮影しました。駐車しようとする大型車の動きを詳細にデータ化し、駐車行動のパターンを明らかにしました。
研究成果
調査の結果、駐車需要が高まる夕方から深夜にかけて、駐車マス外への駐車や駐車せずにSA/PAを退出する車両が多く見られることが明らかになりました。また、トラックよりもトレーラーの方が駐車マスを見つけることが困難で、駐車マス不足がより顕著であることが分かりました。これらの挙動パターン解析に基づいて、駐車マスの配置と車両誘導策などの解決策が提案されました。