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「敬愛プログラム」の成果を学生たちが発表ー自ら課題を見つけ、解決策を考える敬愛大学独自の取り組みー


1月31日に、「敬愛プログラム」の成果を発表する報告会が行われました。「敬愛プログラム」は敬愛大学独自の取り組みで、PBL(Problem Based Learning)と呼ばれる課題解決型の学びです。学生たちが身近なことから関心のあるテーマを見つけ、資料の調査や関係者への取材を行い、最終的な報告書にまとめるものです。必要な情報をいつ、どのように集めればよいかを実践を通じて経験します。今回は1年生と2年生の2チームが成果の報告を行いました。それぞれのテーマは以下の通りです。
  • 学生記者を目指して~学生目線での紙面作成~
  • サイクリングロードを使用した地域活性化~東京湾から利根川までの水辺ロード~

「学生記者を目指して」のチーム

「サイクリングロードを使用した地域活性化」のチーム

学生による発表の様子

最初の発表は「学生記者を目指して」のチームです。千葉日報社が主催する『CHIBA University Press』の企画に参加して得られた成果の報告です。この企画は、大学生のメディアリテラシーや情報発信力の向上などを目的としており、学生自身が記者となって記事作りを行います。新聞の紙面を飾る記事を掲載するまでには、様々な苦労があったようです。発表者の一人Tさんは、取材した内容について海外からの問い合わせがあったことに触れ、自らの発信した情報の及ぼした影響力の大きさに、やりがいを感じたようです。また、取材から執筆までを経験したことで、「順序立てて物事を進める計画性が身についた」、「バイタリティが培われた」といった成果があったようです。

学生たちの取材した記事はこちらで紹介しています。

続いて行われた「サイクリングロードを使用した地域活性化」の発表では、東京湾から利根川までの水辺を結ぶサイクリングロードが、地域経済の活性化に及ぼす影響を報告しました。サイクリスト100人への聴き取り調査や、「散走フォーラム」「道の駅」などへ赴いての実地調査、関係者へのインタビューなどを実施し、幅広く情報収集を行いました。サイクリングロードの一部である印旛沼周辺は、その昔、利根川の氾濫に悩まされており、老中の田沼意次や水野忠邦などによって整備事業が行われたそうです。調査の過程で、人と水との戦いの歴史を知ることができました。地域の歴史から観光スポットを知り、それらを支えている人々の活躍を見ることは、地域の魅力を再発見することに繋がったようです。

「今回の調査で得られたものは何でしたか?」という教員からの質問に対して、学生たちからは「苦手だったプレゼンが好きになった」「自分たちでも地域活性化に貢献できると知った」「社会人になっても活かせそうなスキルが身についた」などの回答がありました。各々がまとめた個別報告書にも、得られた成果や身についたスキルに関する記載が随所に見られました。答えのない問題と向き合い、最適な解決策を模索した経験から、様々な能力の向上を実感できたようです。