グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  TOPICS >  副専攻「日本語教員養成課程」の履修説明会を開催

副専攻「日本語教員養成課程」の履修説明会を開催


4月5日(火)、新入生に向けた副専攻「日本語教員養成課程」の説明会が開催されました。担当したのは、長谷川賴子准教授(国際学部)です。この副専攻の学修内容や日本語教師に求められる資質・能力、過去の修了者の活躍、日本語教師の魅力などが説明されました。

「日本語が話せる = 日本語が教えられる」ではない

説明をする長谷川准教授

説明会に参加した学生が驚いたのは「日本語が話せる = 日本語が教えられる」ではないという指摘ではないでしょうか。幼少期から日本語を自然と覚えてこれを母語としていると、何気なく使っている単語の意味や他の単語との区別を明確に説明できないことがあります。

例えば、「つまづいて倒れる」と「つまづいて転ぶ」の違いは何でしょう。あるいは「ここに本がある」と「ここに鳥がいる」と言った時の"ある"と"いる"の違いは説明できますか。

日本語を外国語として学ぶ学習者には、これらの違いを理解することが難しく、教師にはこれを説明できる知識が必要となります。日本語を「外国語」として教える知識や方法を身につけなければなりません。

国際学部を持つ強み

世界と日本の繋がりも学ぶ

日本語教師になるためには、文化庁が定める5つの区分を修めることが必要です。例えば、区分1「社会・文化・地域」では、世界と日本の繋がりや歴史・文化などを学びます。国際学部には、これらの専門科目が豊富にあり、学識と経験豊かな教授陣が揃っています。日本語の知識や教授法だけでなく、異文化理解や相互理解を学ぶのにとても適した環境と言えるでしょう。

副専攻での学び方

リーフレットと『履修手引き』

必要な科目を1年次から順番に履修していくと、知識や技術が効果的に身にけられるよう、順序や体系を持ってカリキュラムが構成されています。学修の集大成として、日本語学校での教育実習があるのも特長です。実習前の学校への参観や事前の丁寧な指導があるので、初めて生徒の前で授業を行う学生も安心です。

卒業生の活躍と日本語教師の魅力

現役の日本語教師として活躍している修了者が紹介されました。企業に就職をして社会人としての経験を深めたり、海外で見分を深めてから、憧れだった日本語教師になった人も多くいます。卒業後の様々な経験が力になるという点は、日本語教師の魅力の1つです。また、外国籍の児童が増えている小学校では、日本語の教育について専門性を持つ教員が求められています。小学校教員を目指す教育学部で学ぶ学生の皆さんも、強みの1つとしてこの副専攻を履修するとよいでしょう。