成田国際空港の貨物取扱が学べる「航空物流論」
柴田良夫 講師
国際ビジネス専攻の専門科目「航空物流論」は、NCA Japan株式会社の柴田良夫講師が担当しています。柴田講師は、日本で唯一の国際貨物専門エアラインである日本貨物航空株式会社(NCA)で同社創業直後の1986年から勤務。マーケティング部長や数々の海外勤務を経験され、同社内で指折りの航空物流の専門家です。
「航空物流論」の15回の講義は、国際航空貨物輸送の歴史や仕組みから始まり、航空機・航空便の種類、通関業務、貨物運賃や航空運送状(AWB)、輸入貨物・輸出貨物の取り扱い実務と、航空物流のほぼすべての内容を網羅しています。豊富な実務経験に基づき、スライドや映像を駆使して、航空物流業界を目指す3・4年生に実践的な役立つ授業を展開しています。
「航空物流論」の15回の講義は、国際航空貨物輸送の歴史や仕組みから始まり、航空機・航空便の種類、通関業務、貨物運賃や航空運送状(AWB)、輸入貨物・輸出貨物の取り扱い実務と、航空物流のほぼすべての内容を網羅しています。豊富な実務経験に基づき、スライドや映像を駆使して、航空物流業界を目指す3・4年生に実践的な役立つ授業を展開しています。
ロードプランナーの仕事
NCA Japanのロードプランナー 岩田織恵 氏
1月13日(木)、新年初回の授業はNCAグループで航空貨物ハンドリングを担当するNCA Japanの若手社員、岩田織恵 氏をゲストに招いての特別授業です。空港での貨物の取り扱い(ロードプランニング、ロードコントロールなど)を中心に、岩田氏に業務内容を伺いながら、柴田先生から丁寧に解説いただきました。
ロードプランナーは、“機内の限られたスペースに効率良く貨物を搭載するプラン”を立てることが仕事です。ただ、多くの貨物を積むだけでなく、安全第一であることはもちろんのこと、荷物の積み下ろしで時間がかかり、出発時刻に影響が出ないようにすることも重要です。到着地や飛行経路の天候まで考慮の上、海外基地と協力し臨機応変に対応をすることも求められます。「難しい状況でも無事に貨物を運搬した時にはとてもやりがいを感じる」と岩田氏は自らの業務を紹介しました。
成田国際空港は貨物取扱量で日本一の空港です。コロナ禍でも航空貨物取扱は順調で、本学からの航空物流分野の就職・内定者は増加中です。国際ビジネス専攻の空港ビジネス分野の科目を体系的に履修・学習して、空港スタッフを目指しましょう。
報告:国際学部 織井啓介教授