「学級担任と読書」の一コマ
かつて芦田恵之助という小学校教師がいました。大正から昭和期にかけて国語教育に関する実践研究を行った方です。
明治期の綴り方(今の作文)の授業では、教師が題を与えて書かせることが一般的でした。ところが芦田は子供に題を決めさせる「随意選題」を提唱し、その後の作文教育に影響を与えました。
そんな芦田の主張には哲学的な内容が含まれています。明日の授業をどうするかといったレベルではなく、国語の授業の本質を、学生時代にじっくり考えてもらうために芦田の著書『読み方教授』(1916)を授業で取り上げました。
文責:山口政之
明治期の綴り方(今の作文)の授業では、教師が題を与えて書かせることが一般的でした。ところが芦田は子供に題を決めさせる「随意選題」を提唱し、その後の作文教育に影響を与えました。
そんな芦田の主張には哲学的な内容が含まれています。明日の授業をどうするかといったレベルではなく、国語の授業の本質を、学生時代にじっくり考えてもらうために芦田の著書『読み方教授』(1916)を授業で取り上げました。
文責:山口政之