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国語科指導法・小学校への出前授業


東京都東大和市立第2小学校で、3年生に百人一首の授業をしてきました。言葉から風景を想像することから始める百人一首の学習に強い関心をもたれた副校長先生からの依頼でした。学習活動は1クラス2時間で、鑑賞、音読、ゲームという流れです。

教材は大学の初等国語科指導法の授業で紹介している自作教材を使いました。大学生に教えている指導法を教師自身が小学校で実践し、教材としての妥当性を検証しているのです。

鑑賞学習として言葉から風景を想像し、何が見えるか話し合っています。これを受けて4拍子のリズムに合わせてリズム読み、かるた読みをしました。

最初は、大学の先生が何をするのかな、と不安そうな表情の子も目立ちましたが、多摩湖の桜や錦織選手の写真が出てくると、次第に笑顔も見られるようになりました。 

授業後、参観されていた校長先生が、「長縄では回し手がいいと子ども達は上手に跳べます。百人一首も同じで読み手がいいと子ども達も取れるようになるのですね。」とおっしゃっていました。さすがは校長先生です。子どもが札を取りやすいように読むという私の工夫に気づかれたようです。

ゲームがはじまりました。子ども達は耳をすませ、札を取ろうと素晴らしい集中力を発揮しました。

試合が始まるまでのわずかな時間を利用して札を覚えています。覚えていれば取れることがわかれば、どの子も夢中になって取り組みます。