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ホーム  > 研究・取り組み  > 地域連携センター  > 災害復興支援ボランティア  > 「宮城ボランティア2017」を実施しました。

「宮城ボランティア2017」を実施しました。

敬愛大学では、東日本大震災の発生した2011年から、毎年夏休みに宮城県での復興支援ボランティア活動(通称:宮ボラ)を行っています。この大災害があったこと、その災害により多くの方々が日常を奪われたこと、そして些かでも復興の後押しをしながら「決して忘れない」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。年1回、しかもわずか3日間の活動に過ぎませんが、参加してきた学生たちは多くを学んできました。

平成29年度の「宮ボラ」は、地域連携センターが主催し、昨年度のテーマを一歩踏み込んで「見て、聞いて、話して、そして繋がって」をテーマに8月6日~8日の2泊3日で開催、本学学生19名と本学系列校の敬愛学園高校生徒1名が参加しました。第1回から続く尚絅学院大学(宮城県名取市)とのご縁で、今年は聖学院大学(埼玉県上尾市)も加わってのボランティア学習会が実現しました。また初の試みとして、宮城県内だけでなく福島県内での活動の実施。様々な研修を行いました。
このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。

宮城ボランティア2017活動報告書


1日目 稲毛→仙台、名取

朝7時に稲毛を出発した学生たちは、まず仙台市の「せんだい3.11メモリアル交流館」を訪問し、仙台市内における震災被害の概要を概観しました。その後「震災遺構・仙台市立荒浜小学校」に移動し、職員の方から甚大な被害があったことを再確認させていただきました。「津波はまた来る」という言葉の重さを、改めてここで皆が確認しました。
引き続き、名取市閖上の「閖上の記憶」を訪問。1時間半かけてじっくり語り部の方々から、閖上地区での津波の状況や震災前後の街の変化、「津波は来ない」という過信がだれにもあったという話を伺いました。
夕方には仙台七夕の会場に赴き、「平和を祈る七夕市民の集い」の油谷重雄さんから「仙台平和七夕」の活動について伺い、皆で折鶴で作られたレイの仕上げと来場者への頒布のお手伝いをさせていただきました。
なお仮設住宅の縮小と復興公営住宅への移行が進んでいるため、昨年度まで足を運んでいた愛島東部仮設住宅への訪問、茶話会は実施されませんでした。

せんだい3.11メモリアル交流館にて

震災遺構となった荒浜小学校にて

「閖上の記憶」の慰霊碑で、犠牲者に思いをはせる

仙台平和七夕の会場で折り鶴のレイを仕上げる

2日目 仙台、名取→いわき

2日目は再び仙台市内に赴き、同市内に整備された津波避難タワーを見学。普段は外観しか見学できないところ、仙台市防災計画課の皆様に避難スペースまで案内していただきました。
名取市閖上に戻り、地元・尚絅学院大学と岩手県釜石市での活動を終えてこられた聖学院大学の皆さんに、閖上日和山で合流。尚絅学院大学の佐々木課長の導きで、3大学合同でのボランティア学習会をスタートしました。まずは日和山で改めて閖上の被災状況を確認、その後尚絅学院大学に向かう道すがら復興公営住宅や仮設住宅をバスの車窓から見学しました。
尚絅学院大学に到着後は、3大学の学生・教職員約75名が一堂に会し、閖上地区の長沼俊幸さん、美田園地区の宇佐美久夫さんのお話を伺い、その後10グループに分かれて「復興ってなんだべ」と題した熱いディスカッションを行いました。
尚絅学院大学を出発後、一路南下した私たちは、途中高速道路を降り、放射線量の高い「帰宅困難地域」の一般道を通りながらいわき市に向かいました。人っ子一人いない光景が広がる中、除染作業員用に開かれているコンビニエンスストアの灯りに、驚かされました。
いわき市内では、中学生時代に様々なボランティア活動に取り組んできた高校1年生4名を招き、彼女たちが取り組んできたこと、今後取り組んでいこうとしていることなどをお話しいただきました。

中野5丁目津波避難タワーにて

閖上日和山で合流した3大学の学生たち

尚絅学院大学で長沼さんのお話しを伺う

「復興とは」のテーマで各グループの議論を共有

帰宅困難区域の街を、バス車窓から望む

いわき市内の女子高校生4名から学ぶ時間

3日目 いわき→稲毛

最終日は「宮ボラ」始まって初めての農業支援活動。いわき市内で南米原産のフルーツ「フェイジョア」等を生産する農園を経営している、本学経済学部卒業生の丸山穣先輩とご両親の農園を訪問しました。夜半に降った大雨の影響で一部の予定を変更しましたが、ブルーベリーやブラックベリーの収穫や雑草取り、さらに難しいフェイジョアの挿木をしてもらいました。お昼には丸山先輩のお母様が用意してくださったカレーライスやお漬物を味わわせていただきました。挿木からの発芽は非常に難しいそうですが、学生たちの挑戦が実を結んでくれることを願いましょう。
出発前に時間に余裕があったため、例年は帰りのバス車内で行っている3日間の振り返りを、全員が車座になり、「共有のるつぼ」というゲームを使って実施しました。一人ひとりの気づきや共有したい内容が参加者全員から発表され、今年の「宮ボラ」を締めくくりました。

フェイジョアの挿木に挑戦中。難しい!

学生たちが考え出した「フェイジョア」ポーズで。

今年の「宮ボラ」でも、尚絅学院大学をはじめ実に多くの皆様にお世話になりました。ここに深く御礼申し上げます。

(地域連携センター)