グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



カテゴリ画像
ホーム  > 国際交流  > 「留学のすすめ~国際交流委員会の活動~」

「留学のすすめ~国際交流委員会の活動~」

留学のすすめ~国際交流委員会の活動~

前国際交流委員長 家近 亮子


1872 年(明治5年)福澤諭吉は、『学問のすゝめ』の出版を開始しました。本書は全部で17 編から成り、完成までに4 年半かかりました。福澤はなぜこの本を書いたのでしょうか?

幕末に大阪の武家の次男として生まれた福澤は、時代が大きく変わることを早くから感じ、長崎に出てオランダ語を学んだ後、横浜に移り、英語を独学で習得しました。そのため、1860 年通訳として咸臨丸でアメリカに、61 年は幕府の遣欧使節に随行してヨーロッパに、そして67 年には遣米使節にしたがって再びアメリカに行くことができました。この3 回の渡航経験が福澤に『学問のすゝめ』を書かせるきっかけとなったのです。
日本が近代化し、世界の先進国に追いつくためには国民一人一人が等しく学問をしなくてはならない。福澤のこの提言を明治政府は受け入れ、日本はアジアで初めて義務教育の実施に踏み切ります。福澤は学問こそが人にとっても、国にとっても「出世」の唯一の道であると主張しました。日本がいち早く世界の先進国の仲間入りを果たした理由の一つにはこのことがあったといえます。

冷戦終結後の世界はグローバル化が進みました。これまで途上国と思われていたアジアの国々をはじめとする多くの国が経済発展を始め、世界規模での人口移動が活発化する中で、日本にも多くの留学生が来るようになりました。しかし、不思議なことに日本の若者はこれまでのようには海外に行かなくなってしまいました。留学希望者も減少しつつあります。このことは、日本の国際競争力を弱めることになりかねません。国際競争力が落ちれば、経済も落ち込み、生活も不安定になります。

敬愛大学は一人でも多くの学生に海外体験をして欲しいと願っています。私たち教職員はそのための支援を惜しみません。留学先や研修先の提供、長期留学期間中の学費の免除、留学先の取得単位の卒業単位への読み替え、そして、海外留学奨学金によって支援を行います。留学は必ず生涯の宝となります。
国際交流委員会では、すべての学生の皆さんに留学と海外体験に関心をもってもらうことを願っています。留学経験のある多くの先生方がその貴重な体験を綴ってくださっています。先生方の体験記を参考にし、さあ、勇気を出して世界に飛び出しましょう。そして、その経験を就職や社会での活動に生かして下さい。
世界は、あなたを待っています!!

(前国際交流委員長・国際学部教授)