グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



カテゴリ画像
ホーム  > トピックス  > 本学教員がIAUDアウォード2017『教育部門 銀賞』を受賞

本学教員がIAUDアウォード2017『教育部門 銀賞』を受賞

 本学にて「初等家庭科指導法」等の科目を担当する小谷 教子講師が、IAUDアウォード2017 銀賞を受賞しました。(共同研究者:広島都市学園大学 冨田 道子准教授)
 IAUDアウォードとは、一般財団法人 国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)が毎年実施しています。民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いに関わらず、一人でも多くの人が快適で暮らしやすいユニヴァーサルデザイン社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を表彰するものです。

受賞した研究についての概要は以下の通りです。
「共生・多様性の視点に立った家庭科における減災教育プログラムの開発」
 防災教育はこれまでも全国の学校で行われており、いのちや人々の暮らしと直結した家庭科の授業でも、防災の視点に立った授業がなされています。しかし、2011年の東日本大震災の被災地で聞き取り調査を行い、その後収集した情報から明らかになったのは、避難所で発生している諸問題の根底に人々の多様性の視点の欠如があるということでした。私たちはこれまでユニヴァーサルデザイン(UD)を「多様な人々に対する、社会生活を送りやすくするための製品、施設、情報、制度等のデザインのことで、その人の自立や自由をより可能にするもの」と定義し実践研究をしてきましたが、このUD理解が減災につながることを感取しました。そこで本研究では、家庭科UD学習手引書の発展的位置づけとして、共生・多様性の視点に立った減災教育プログラムを開発しました。

【IAUDからの選考理由】
共生・多様性の視点に立った家庭科における減災教育プログラムの開発
 広島都市学園大学で開発されたユニヴァーサルデザイン研究カリキュラムの有益な拡張であり、その有効性に関するケーススタディのエビデンスに基づき、2014年にIAUDアウォードを受賞しました。この新たなモジュールでは、可能性のある災害シナリオの影響を想定して抑制すること、特に被災者の生存と具体的なニーズを重視しています。
 審査員は、自然災害があれば1人の例外もなく障害を負うということを私たちが経験し、学んできた事実を強調し、被災した状況で人々が直面する課題と問題を深く理解することで、積極的かつクリエイティブにソリューションを探すよう生徒たちを促すアプローチを歓迎しました。