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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども教育学科】SOSの出し方について考える授業プログラムの開発

【こども教育学科】SOSの出し方について考える授業プログラムの開発

公開授業の様子

 いじめ問題への対応や子ども自殺予防は、学校教育における喫緊の課題です。阿部研究室では、柏市教育委員会、千葉大学、ストップイットジャパン株式会社らと連携し、現場でのいじめ防止に資する授業プログラムおよび教材を開発、無償で配布しています。昨年度は「脱・いじめ傍観者」をテーマとしたプログラムを開発しておりました。
 7月、柏市内の中学校にて、「SOSの出し方」がテーマの新プログラムをスタートさせました。そこで、まわりからいじられ続けている中2男子を主人公としたオリジナルのドラマ教材を制作しました。彼が相談するかどうか悩む場面が描かれており、その内容をもとに子どもたちに話し合いをしてもらいます。

 ある調査では、中2男子の約2割、女子の約1割は、悩みや不安を「誰にも相談しない」と回答しています。ですが、何か問題が生じつつある場合には、適切な相談先へ早めにSOSを出すことで、問題の深刻化を防ぐことできるはずです。また、近年は電話やメールだけでなく、スマホのアプリを使った相談方法なども広まってきています。そうしたツールについて正しく理解してもらい、少しでも問題を減らしていけないかと考えています。 

 7月11日は公開授業を行い、学校関係者や報道機関など様々な方にご覧いただきました。学校に新しい風を通すような活動が、各地に広まっていってほしいと願っています。

報告:阿部(こども教育学科 准教授)、編集:IR・広報室

こども教育学科の紹介

こども教育学科では、教職経験のある教員による丁寧な指導で、毎年、小学校教員採用試験で高い実績をあげています。「国際感覚に優れた小学校教員の養成」を目標とし、英語力多文化への理解力を養う授業も充実しており、卒業生は千葉県内外の小学校で教員として多数活躍しています。

【2018年度小学校教員採用実績】
 ・小学校現役教職就職率 93.0%
  (2018年3月卒業の小学校教員志望者43名のうち40名が現役採用)
 ・小学校教員正規採用者 46名
  (既卒者、期限付採用を含む)