観光のマーケティングとは、観光地や観光関連施設に人々が集まる仕組みをつくることです。そのためには観光客の行動や観光市場を把握し、競合する他の観光地との差別化を図り、その地域、施設にしかない観光の魅力を発掘、商品化し、プロモーションし、そして流通に乗せなくてはなりません。
人々が集まるための仕組みをつくるには、どのようなことに注目し、どのような課題を解決しなくてはならないのでしょうか。

廻ゼミでは「テーマパーク」の事例研究を通して、観光マーケティングの基本理論と実践を学びます。今回は6月3日、4日と大阪のUSJ（ユニバーサル・スタジオ・ジャパン）を見学しました。実際にテーマパークや関連施設の事例研究を、文献講読、グループ・ディスカッション、プレゼンテーション、そしてフィールドワークを通して様々な問いを解き明かしていくことが目的です。事前に施設や運営方針、テーマパーク事業を支えるホテル等の周辺の開発についても調べ、フィールドワークに臨みました。

6月3日：駅、USJ周辺の7件のオフィシャルホテルやショッピングやレストランアーケードを見学し、TDR（東京ディズニーリゾート）とUSJのブランドイメージに対する考え方の違いに興味がわきました。夜は難波に出かけ、グリコの看板の前で記念写真しました。外国人の観光客もかなり多く、大阪の訪日観光の勢いを確認しました。

6月4日：平日のため、それほど入場客がいないと思っていたのですが甘かったようです。ここでも訪日外国人がかなり多く、中国や韓国、東南アジアの家族連れも多く目につきました。各エリアの概要や運営、そしてターゲット、サービスマニュアル、混雑解消策などについて考えながらUSJのサービスを楽しみました。

今後は、ここで学んだことについてのまとめ資料作成に進みます。

報告：廻（国際学科 教授）、編集：IR・広報室