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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科授業紹介⑭】教育原論~教育現場から学ぶ(2016年6月29日)

【こども学科授業紹介⑭】教育原論~教育現場から学ぶ(2016年6月29日)

高浜第1小・佐々木校長による授業風景

 大学の授業は、担当教員が学期はじめに学生に示したシラバスや教科書に従い進行していくが、その中に外部講師の方を招いて講義してもらうシステムも組み込まれている。
 武内担当の「教育原論」の授業(こども学科1年生対象)では、テキストに高野・武内編『教育の基礎と展開』(学文社、2016年)をテキストに使っている。その中に松尾知明「多文化共生と教育」という章があり、その内容を深めるために、実際の教育現場で、外国籍の子どもを多く教育している先生に来ていただきお話しいただいた(6月29日の授業)。

高浜第1小でボランティアに参加する学生たち

 稲毛海浜公園近くの「高浜第1小学校」では5割近くの子どもが外国籍で、そこでは多文化共生が当たり前で、学校生活が展開されている。お話しいただいた高浜第1小学校佐々木淳校長は、外国籍の子どもも個性の一つとして捉え接することが大切と話された。それぞれの子どもの生まれ育った国の文化個性を尊重し、授業や学校生活が展開する様子やコツを具体的に語られた。外部からも、日本語指導やボランティアなど多くの支援を受け入れ、開かれた学校運営を展開している。これは、これからの日本の学校の姿を先取りしているものであろう。
 学生達は、熱心に聞き入り、多くを学んだ。そこから上級生と同様この学校へボランティアに行く学生も生まれ、教育現場の実践から学び、自らも成長していく。
文責:武内