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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科】教育実習「あの場面でS君を指名したのはなぜですか」(2016年6月8日)

【こども学科】教育実習「あの場面でS君を指名したのはなぜですか」(2016年6月8日)

 山口ゼミMさんの精錬授業でした。6年生算数「分数のわり算」です。
 授業後に校長室で反省会を持ちました。反省会は教育実習生とゼミ担当教員の二人で行うことが多いのですが、今回は校長先生も参加してくださいました。
 反省会では、まず、授業者が努力した点や反省点などを述べます。
 次に、ゼミ担当教員がいくつか質問をして、ある授業場面での授業者の「指導の意図」などを確認します。
 その「指導の意図」を聞き出したならば、その場面の授業の事実と比べて、ゼミ担当教員による指導が行われます。
 例えば、解き方を話し合う場面を取り上げ、「あの場面でS君を指名したのはなぜですか」と質問しました。
 すると授業者からは次のような答えが帰ってきました。
「S君のノートにはとてもしっかりと考えが書けていたので、別の2人に発表してもらった後に、まとめになると思って最後に指名しました。」
 このように自分の「指導の意図」に基づいて授業が展開できれば、友達の発表(考え)を聞くことの良さが実感でき、学習者自身で学習内容が整理しやすくなります。
 大学で学んだことが実践できたので、この点は努力を認めました。

 校長先生は「最近の大学では、そこまで事前に指導しているのですね。」と感心なさっていました。
 わかる授業のはじめの一歩を踏み出した授業でした。
 (文責・山口政之)