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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科授業紹介⑪】2年次専門研究(阿部ゼミ)

【こども学科授業紹介⑪】2年次専門研究(阿部ゼミ)

 こども学科では、各教員がそれぞれの専門に応じたゼミ(少人数での演習授業)を開講しています。学生は自分の関心に応じてゼミに所属し、専門的なことを学んでいきます。

 阿部学・専任講師のゼミ「2年次専門研究」のテーマは、「教育観を広げる」というものです。教育のあり方は時代によって変わっていきます。自分が子どもの頃にはなかった授業の方法、海外の事例、学校に注目するだけでは分からない社会の状況など、様々なことを知った上で、柔軟な発想をもって教育について学んでいってほしいと考えています。

 4月28日の授業では、ストップイットジャパン株式会社代表取締役、NPO法人企業教育研究会経営企画部長の谷山大三郎さんにゲストとしてお話をしていただきました。テーマは、「教員以外の立場から教育を支える仕事」。

 谷山さんは、学部生時代は教員志望だったそうですが、大学院進学を経て、様々な経験をしてみたいと思い広告系の一般企業に就職しました。その後、転職し、現在は教育関係の仕事をされています。いじめ問題の解決に取り組む会社を立ち上げたり、企業の出前授業を支える仕事をしたりと、様々な教育関係の事業を自ら進めています。かつては、企業等が学校と連携することのハードルは高かったそうですが、社会の状況の変化により、最近ではむしろ積極的な連携が求められるようになってきているとのことです。「教員だけでなく、すべての人が教育に貢献できる社会になってほしい」と夢を語ってくださいました。
 お話の後には、ディスカッション。学生からは、事業内容についてだけでなく、谷山さんご自身のキャリア観についての質問もありました。将来を真剣に考える段階になってきた学生らにとって、「教員以外の立場から教育を支える」という発想は、大いに刺激になったのではないかと思います。
文責:阿部