グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



カテゴリ画像
ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科】4年生による精錬授業の再現②(2015年10月21日)

【こども学科】4年生による精錬授業の再現②(2015年10月21日)

 3年生の「教育実践研究」の時間に,教育実習を終えた4年生のHさんが,大学3年生を相手に精錬授業(教育実習のまとめの授業)を再現してくれました。小学5年の算数「小数のわり算」の授業です。

 小学校の算数は5年生から急に難しくなると言われていますが,Hさんは子供の反応を上手に捉えながら授業を進めていました。実習校の学習過程に沿った展開,穏やかな笑顔,張りのある声と,教育実習に行く前に学んでおきたい事柄がたくさんありました。


 教育実習先では電子黒板を使っていたようですが,今日は模造紙に素材を書いて提示しました。


 板書した「あまりはわる数より小さくする」とは,本時の重要な「既習事項」です。最初に教師がわざと間違え,それを子供に訂正させ,消さずに残しておくことによって,この既習事項を子供に印象付けることができます。


 教師が「隣の人と話し合ってみましょう」と指示を出しても,学習者が本当に学習内容に関して話し合うかどうかはわかりません。だから机間指導をしている教師は必要に応じて立ち止まり,子供達の話し合いに耳を傾けたり,子供達の話し合いに混ざったりするのです。


 赤ペンを持って机間指導を行うことは教師の基本であり,教育実習生が確実に身に付けたい教育技術です。授業者はこのあと,この子供役にノートの考えを板書させました。挙手に頼らない「意図的な指名」です
 先週授業をしたKさんも,今日授業をしたHさんも,ともに来年の4月から千葉県で教壇に立つことになりました。ひよこ先生の誕生です。

(文責者:こども学科 山口政之)