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ホーム  > 国際学部だより  > 宮城ボランティア活動事後報告会(2013年10月18日)

宮城ボランティア活動事後報告会(2013年10月18日)

震災を未来に語り継ぐ。夏の復興支援ボランティアを振り返って。

 2013年8月10日(土)-12日(月)、宮城県名取市にて実施された東日本大震災復興支援ボランティア活動の事後報告会が、10月18日に行われた。当日は、教職員10名、学生30名ほどの参加を得て充実した報告会が行われた。
 被災地ボランティア活動について、庄司真理子から概略の説明があり、その後、引率教員 (森島隆晴経済学部教授、櫛田久代国際学部教授、八代潔紀敬愛学園高校職員)の紹介がなされた。次に引率教員を代表して、中山幸夫経済学部長から、「学長プロジェクトとして全学的な活動となったこと。非常に印象深く、現地に学生を連れて行って学ぶことの大切さを痛感した。」とのご挨拶があった。
 その後、学生代表による活動内容の報告がなされた。Aグループの報告は、鈴木博信さん、上島有里子さん、浅見良太さんが担当し、キャンドルナイトの設営準備から片づけまでの全体の活動内容が説明された。Bグループからは船山萌子、箕谷 毅さん、薩美 竜登さんが報告を担当した。閖上朝市見学と語り部の方による閖上地区の見学の内容を発表した。Cグループは、リ タン チュンさん、小林千秋さん、飯田涼介さん、向田竜馬さんが発表を担当し、愛島東部仮設住宅での茶話会の様子と木工自動車作りの様子が報告された。Dグループからは、大岡純也さん、小西雄介さんが報告を担当し、ベンチ作りと、窓拭き、網戸清掃の様子が説明された。学生たちの体験談は、心にしみる印象深いものであった。
長戸路政行学園長から、学生たちの報告を受けてのコメントがあった。21世紀の大きな出来事、911と311、このふたつは後世の歴史に残る大きな事件だった。ことに311については、原発の問題は未だ収拾されていない。311を忘れてはならない、とのお言葉をいただいた。また、無償奉仕であると同時に、自分たちで宿泊費を払って、ボランティアに参加した学生たちの気概を褒めていらした。
次に、三幣利夫学長から、今年の活動を学長プロジェクトとして行ったこと。このような活動報告会を、たくさんの参加者を集めて、多くの方に知っていただきたいこと。活動を続けていってほしいことなどのコメントをいただいた。
最後に、中村圭三国際学部長から、プロジェクトの成功を祝福するお言葉をいただいた。
報告会で、特に光っていたのは、発表する学生たちひとりひとりの輝くような体験談であった。今回の報告内容は、11月9日と10日に開かれる学園祭のパネル展示、DVD上映、および報告集の発行などで今後も発表される予定となっている。 (国際学部教授 庄司真理子)

活動事後報告会に出席して

★宮城ボランティアに引率者として参加し、よく頑張っている姿を見、今回の報告を聞いて、参加した学生それぞれが、充実感や使命感、自信を得られたんだと思いました。身近な地域社会で貢献できることがあれば、今後も積極的に参加してもらえればと思います。
(経済学部教授 森島隆晴)

★それぞれのグループ代表を中心に行われた学生たちの活動報告を伺って、現地でのさまざまな光景が思わず目に浮かびました。今回の活動に参加するまで、まったく話をしたことのなかったメンバーがお互いに協力して、精一杯、現地の方々のために活動した2日間という時間は短かったかもしれませんが、そこで体験したことが、学生たちにもたらしたものの大きさに、改めて深い感銘を受けました。被災地の現実から目をそらすことなく、被災者の方々と真正面から向き合った学生たちだからこそ、きっとこれからも東日本大震災の被災地への思いをそれぞれが大切に持ち続けてくれると思います。この学生たちをとても心強く思うとともに誇りに思います。(国際学部教授 櫛田久代)