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ホーム  > 国際学部だより  > シンポジウム 「東日本大震災1年を前にして」(2012年2月23日)

シンポジウム 「東日本大震災1年を前にして」(2012年2月23日)

 東日本大震災の被災地にある宮城県名取市からお二人の講師、尚絅学院大学エクステンションセンター庄司則雄氏と同大学人間心理学科太田健児教授をお招きして、本学主催のシンポジウム「東日本大震災1年を前にして―震災教育―」が開催されました。

 多くの千葉県民の皆様にも御参集たまわり、シンポジウムはつつがなく終了しました。参加者は114人で、千葉市中央区三井ガーデンホテルの会場は来場者であふれかえりました。

 被災者であると同時に被災地におけるボランティア活動の中心となって活動されている講師のお二人からは、震災後、地域の拠点として自然と地域ボランティアに携わるようになった経緯、地域の人々と学生および大学との緊密な関係構築、被災者のその後、現在の問題といった現地からの貴重なご報告をいただきました。

 現地からの生の声に来場者の方々も熱心に耳を傾けていました。震災後、一番重要だったのは、「情報」であったという庄司氏の言葉には意表を突かれました。当たり前のようにパソコンを立ち上げる、携帯電話でやりとりをするということができず、電気がない生活の中では、電子情報は役に立たなかった。昔からある紙が大活躍したというお話しは、説得力がありました。また、震災を契機に「地域の人間関係」、「地域愛/郷土愛」が見直されているという言葉も説得力がありました。

 一方、太田氏は、ボランティアがもたらす教育的効果として、人間が変わる(成長する)瞬間には「役立ち感」があること、また、関わり合う中で「他者への想像力」が地域で共に生きる「共生」を支えるとの言葉も心に響きました。モデレーターの水口章国際学部教授の下での自由討論では、今現地で求められているもの、千葉にいる私たちが出来ることは何かということが話題になりました。最後に、庄司氏がおっしゃった「被災地にどうか笑顔を届けて下さい」という言葉は、深く印象に残るものであったと思います。

学校法人 千葉敬愛学園 理事長 近藤龍夫より
挨拶がありました。

敬愛大学 学長 土井 修より挨拶がありました。

左より、モデレーターの水口章国際学部教授、尚絅学院大学人間心理学科太田健児教授、同大学エクステンションセンター庄司則雄氏です。

参加した本学学生の声

 参加した本学学生から大変嬉しい反応がありました。

(1)昨年は参加できなかったが、次回のボランティア活動にはぜひ参加しますとの声が寄せられました。
(2)ボランティア活動に参加して満足してしまっていることに気づき、被災地へ物資を支援したいという提案があり、文化祭で地域を巻き込んだ支援活動をしたいと考えました。



 また、本シンポジウムは24日付「千葉日報」(7面)および、千葉日報ウェブサイトでも紹介されました。
(ウェブサイトを画像で紹介いたします)

千葉日報ウェブサイト「ちばとぴ」より(2012年2月24日掲載)

東日本大震災のボランティア活動について

本学で昨年9月に実施した、被災地ボランティア活動の様子と、学内でのボランティア活動報告会、学園祭でのボランティア活動写真展の記事へのリンクです。こちらも併せてご覧ください。

学外授業@宮城県(2011年9月21~23日)
宮城県ボランティア活動報告会(2011年10月25日)
宮城ボランティア活動写真展を終えて(2011年11月18日)