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ホーム  > 国際学部だより  > 公開教育講演会(2011年6月14日)

公開教育講演会(2011年6月14日)

6月14日の2限に、真珠まりこ先生による公開教育講演会が行われました。国際学といえば〈大人による政治〉や〈抽象的な経済〉の話題が中心と思われがちですが、今回は〈生物〉や〈子供〉に視点をあてながら世界の問題について取り上げていただきました。
真珠先生が『もったいないばあさん』を執筆するきっかけとなったエピソードや、世界の各地を実際に取材した経験、絵本に描かれなかった裏話など、興味の尽きないお話が続きました。
しかし、児童労働が行われ、少年兵が戦場に立つというのが、日本では考えられない世界の現実のようです。こうした問題を大人や教職を目指す学生はどのように受け止め、子供達に伝えていかなければならないのでしょうか。
講演の後、一人の学生から、「自分が教師になったら、子供達にみんなが必要だから分け合おうという思いやりが大切だということを伝えたい。『もったいないばあさん』の本やビデオを使ってみたい」と言った感想が発表されました。教職を目指すという初志を忘れないで講演会に参加し、大切なことを学びとったようです。
国際教養を身につけることは容易ではありませんが、本学国際学部には様々な国や地域を専門とする先生方がいます。今回、興味をもった問題が授業の中で詳しく取り上げられるかもしれません。改めてシラバスを読み直すのもいいし、研究室を訪れて質問してみるのもいいでしょう。(文責・山口政之)

講演中の真珠先生

スライドを見つめ、熱心に聞き入る学生

学生の感想から

◆「同じ地球に住んでいるのにこんなに貧富の差が激しいなんて思いませんでした。みんな同じ命なのに軽く扱われている現状を知り、この気持ちを何て言い表わしていいのか分かりません。昔からこのような状況だったのに私は目をそむけていました。自分には関係ない、自分さえよければいいという考えは止めて、世界中の人たちが幸せになれる方法を考えていきたいです。」KMさん

◆「日本が恵まれた国であることは前から知っていたが、今回の講演を聞いて改めて実感した。『今、こうして教室で勉強していることは幸せだ』ということを、この本を通じて子供達に教えたいなと思った。」MAさん

◆「『もったいない』という言葉を通じて、自分さえよければよいという事ではなく、皆がつながっていると考えることが、物を大切にしたり、命を大切にすることにつながると知りました。自分が教師になったら、今日学んだことを子供達に伝えたいと思いました。」KTさん