千葉銀行経営企画部の日置大氏を講師としてお招きし、銀行の歴史や役割、近年の経済状況の変化、千葉銀行の取り組みなどが概説されました。経済のグローバル化や金融環境の変化(メガバンクの誕生、外資系金融機関の進出など)といった状況の移り変わりの中で、新たに求められる地方銀行の役割を学ぶことができました。
今後、規制緩和による他業種の参入や顧客ニーズの多様化、人口減少・高度高齢化社会の到来といった環境変化が進むことが予想され、銀行には地域経済活性化の担い手としての役割が期待されます。金融業界を目指す学生や経済学全般を学ぶ学生に有意義な講義となりました。

株式会社ちばきん総合研究所(ちばぎん総研)の松永哲也専務取締役を講師としてお招きし、はじめに日本経済の状況をおさらいしました。経済見通しについて考察し「短期楽観・長期悲観」の先行きを海外経済や株価、オリパラ、雇用、政府の成長戦略などの背景から紐ときました。次いで、千葉県経済の特色や現状の課題、千葉県の地方創生が、ちばぎん総研の独自の資料や分析を交えながら解説されました。
日本経済と千葉県経済という二つの視点を身につけることができ、経済を見る新しい知見が得られた講義となりました。