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「宮城ボランティア2019」を開催


敬愛大学では、東日本大震災の発生した2011年から、毎年夏休みに宮城県での復興支援ボランティア活動(通称:宮ボラ)を行っています。この大災害があったこと、その災害により多くの方々が日常を奪われたこと、そして些かでも復興の後押しをしながら「決して忘れない」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。年1回、しかもわずか3日間の活動に過ぎませんが、参加してきた学生たちは多くを学んできました。

通算9回目、令和元年度の「宮ボラ」は地域連携センターが主催し、「いま、ここ、自分」をテーマに9月7日~9日の2泊3日で開催、本学学生37名と本学卒業生1名名が参加しました。第1回から続く尚絅学院大学(宮城県名取市)とのご縁で、今年も西南学院大学(福岡県福岡市)も加わってのボランティア学習会が実現しました。

このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。

活動報告書はこちら

1日目 福島県(富岡町~浪江町)、宮城県(雄勝、大川小学校)

初日の今日は、一気に宮城県に向けて北上。途中福島県内では、帰還困難地域の今を目に焼き付けるべく、途中富岡町~浪江町は高速道路を降りて一般道を走りました。放射線量がまだ高く、生活することができない街をバスの車窓からみた学生たちは、その光景をしっかりと目に焼き付けていたようです。
その後、宮ボラで初めて訪問する宮城県石巻市雄勝町へ。雄勝ローズファクトリーガーデンでは、語り部・佐藤麻紀さんから雄勝弁でお話を伺いました。麻紀さんの実体験を伺いながら、如何に被災をされた方々の経験や思いを「自分ごと」にするかを考えさせられました。
その後雄勝を後にして、旧河北町の石巻市立大川小学校へ。昨年に引き続き、大川伝承の会の鈴木典行さんにご案内をいただきました。愛娘との別れや逃げれば助かった命の大切さを訴える言葉に真摯に向かいあう学生たちの目線は、この場所だけでなく、未来に向いているように思われました。

佐藤麻紀さん

鈴木典行さん

2日目 南三陸町、仙台市、名取市

2日目午前中は、南三陸町の現地踏査。佐藤良夫さんにご案内いただき、北の恋人岬、ベイサイドアリーナ、防災庁舎、高野会館、戸倉小学校跡、旧戸倉中学校を案内していただきました。前日の語り部のお二人同様、いざの言うときの行動や 自らの命を守ることの大切さを語られる良夫さんの言葉を、強く心に刻みました。
良夫さんと別れてからは、防災庁舎で献花の後、南三陸さんさん商店街で海の幸などを探して歩いた学生たち。その後コモンズさんの特製弁当を車中でいただきながら、バスは石巻、松島を経て仙台市内へ。津波避難タワーを車窓から見学した後、「震災遺構・仙台市立荒浜小学校」で福岡の西南学院大学と合流し、2大学一緒に見学を行いました。
その後、2大学一緒に名取市閖上に向かい、約50名が2グループに分かれて現地踏査を行いました。一方のグループは「震災メモリアル公園」で長沼俊幸さんから閖上での経験と未来へのメッセージを受けとめ、もう一方のグループは「閖上の記憶」で丹野祐子さんからのお話を伺いました。閖上は今年5月のまちびらきを機会に、大きく開発が進みました。新しいものが増えました。それが未来にわたり価値あるものになるために、若者たちに語り継いでいってほしいと思います。

佐藤良夫さん

南三陸さんさん商店街のモアイ像前で

閖上プラザ(閖上中学校慰霊碑)にて

丹野祐子さんと

名取市震災メモリアル公園

長沼俊幸さんと

3日目 3大学合同ボランティア研修

3日目は台風15号接近を受けて一部の見学を取りやめ、早めに尚絅学院大学を訪問。ここで尚絅学院大学、西南学院大学、敬愛大学の3大学による合同研修会を開催しました。尚絅学院大学は学生のボランティア団体「TASKI」が日々の取り組みを発表、西南学院大学と敬愛大学は今回の宮城訪問での経験を共有する発表を行いました。
続いて行われたグループディスカッションのテーマは「支援とは?」。「大学生だからできることは」「被災地でできることは」「住民さんを置き去りにしないためには」「そもそも復興ってなんだべ」と、短時間で意見を共有し合いました。
帰路は予想外の台風の影響に不安を感じながら、21時に稲毛に到着することができました。鉄道や道路の不通区間があったため、一部の学生は友人宅などで一泊して帰宅が翌日になったようですが、有意義な3日間の研修をなったと思います。

敬愛大学の「宮城ボランティア」は、様々な人たちとの「支縁」で成り立っています。参加できたこと、出会えたこと、見聞を広げられたことに感謝し、「自分ごと」にする実践を続けていきたいですね。
今年の「宮ボラ」でも、尚絅学院大学をはじめ実に多くの皆様にお世話になりました。ここに深く御礼申し上げます。

(地域連携センター)

過去の「宮城ボランティア」の記録