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市民が観光大使!? 三鷹の観光と特色あるまちづくりを学ぶ 第1回【国内スクーリング】


「国内スクーリング」は体験学修を中心とした集中講義です。2020年度後期に、東京都三鷹市で全3回の国内スクーリングを実施しました。「まちづくり」と「観光」はどちらもよく聞く用語ですが、「観光まちづくり」といったように、実は今この2つは接近しています。そこで今回の「国内スクーリングin三鷹」では、三鷹市の「まちづくり」と「観光」についての知識を深めることを目的としました。
学生は千葉県在住者が多いことから、全3回のうち、11月分と12月分をオンラインで行い、1月実施の3回目には三鷹を訪問する形で、国内スクーリングin三鷹が開始されました。
報告:国際学部教授 三浦 知子


講義① 三鷹市のまちづくりと観光(みたか都市観光協会 井上新 事務局長)

11/28(土)、第1回目は、みたか都市観光協会の事務局長である井上新氏に、三鷹市の観光とまちづくりについて講義をしていただきました。事前に履修学生たちと講義や実施方法についての意見交換をしましたが、今回のテーマに皆、強い関心をもっているようでした。
当日は、会員制サテライトオフィスにて、私(三浦)と三鷹市近くに住む学生が井上氏に同席し、同時にオンラインで配信するというハイブリット方式の授業で進められました。

三鷹市の観光のキャッチフレーズは、「市民が観光大使~住んでよし、訪れてよしのまち三鷹~」です。三鷹市には「三鷹の森ジブリ美術館」や太宰治関連の観光資源があります。「みたか都市観光協会」はNPO法人として、観光資源の魅力を創造・発信しています。三鷹の森ジブリ美術館の三鷹市・近隣市民枠チケットの販売やフィルムコミッション事業への取り組み、ロケ誘致など、みたか都市観光協会でのたくさんの事業について井上事務局長より丁寧に説明をしていただきました。

講義資料 1(井上氏ご提供)

講義風景@サテラ三鷹

三鷹市は「市民協働のまち」として、また「SOHO CITYみたか構想」をもとに、このような市民が活躍できる組織が数多く存在しているそうです。観光とまちづくりに市民が積極的に関わることができる三鷹市の取組みに、学生たちはとても驚いているようでした。

その他、井上氏には、近隣のまちとの連携や今後の展望、市役所での仕事、行政とNPOの組織運営の違い、まちづくりの歴史について等々、学生の疑問にひとつひとつコメントをいただき、とても有意義な2時間でした。


千葉在住の学生はZoomで参加しました

講義資料②(井上氏ご提供)

履修した学生のレポートの一部を紹介

谷本康輔 さん(国際学科英米語専攻3年)
・第1回講義を踏まえ、2つ学んだことがあります。1つ目はまちづくりの可能性は無限大であること、そして2つ目は地域コミュニティについてです。まちづくりに住民が参加しているため、街を良くするも悪くするも、人のアイディア次第です。地域のコミュニティの重要性が理解できました

三ツ本ゆり さん(国際学科国際ビジネス専攻3年)
・一言で観光案内所の運営と言っても、多くのことを手掛けていることがわかりました。観光スポットの案内や、ジブリ美術館の市民枠チケットの受託販売、イベント情報などの収集と発信、マップの制作、配布などです。観光という切り口をつかって市民間の交流を深め合っていることが深く印象に残りました。

上野愛海 さん(こども教育学科2年)
・観光案内所の仕事を知ることができてよかったです。私は将来教員を目指しているので、授業や修学旅行などで散策マップを活用したり、地域との連携を取る活動で紹介したりすることもできると感じました。この講義を通じて、私自身が千葉県や千葉市についてもっと知っておく必要があると思いました。

小出達也 さん(国際学科1年)
・ご当地キャラクターがいたり、講習会を開催したり、他団体と提携して教育施設を充実させていたり、三鷹市の工夫で素晴らしい都市が成り立っているというところが印象的でした。市内の様々な団体の間には協定が結ばれており、三鷹やその近辺との均衡をうまく保っている点は注目すべきポイントだと思いました。


編集:IR・広報室