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【イチオシゼミ!】日本の近代化について、敬愛大学の歴史と共に学ぶー増井ゼミ(2年生)


国際学科の増井ゼミ(2年生)では、「日本の近代化」をテーマに学んでいます。学生たちは自分の関心分野から、「ジョセフ・ヒコ」「宣教師ヘボン」「横浜中華街の始まり」「新聞の始まり」「初期の野球」などを調査・報告し、徐々に国際化していった日本の社会への知識を深めることを目的としています。

語られた歴史には資料がある

コロナ禍ではありますが、これまでに横浜開港資料館の『コスモポリタンたちの足跡』や、国立歴史民俗博物館の『性差の日本史』など、企画展を少人数に分散して見学に行きました。「語られた歴史には資料がある」ということで、その現物に触れるためです。

国立歴史民俗博物館『性差の日本史』企画展にて

少人数に分かれて見学を行いました

今学期初めての対面授業

教室での対面ゼミの様子

これまで週1回、Zoomでオンラインゼミを行っていましたが、11月に入り、初めての対面授業を行いました。「初めまして」と言いたくなるような新鮮さがありましたが、授業には連続性がありますから、本題に入るとすぐに打ち解け、リラックスしたムードで学修活動が進みました。

図書館で「敬天愛人」と敬愛大学の歴史に触れる

前半の授業では、長戸路 政司(敬愛大学の創立者)が学生時代に講演を聴いて感動したというアメリカの政治家、William Jennings Bryanについて学びました。次に、彼に憧れて渡米し「書生」になった鹿児島出身の山下 弥七郎について、最後にその4人をつなぐ西郷 隆盛(南洲)について紹介しました。敬愛大学の建学の精神「敬天愛人」(天を敬い人を愛す)は、この西郷 隆盛が座右の銘としていた言葉です。

「敬天愛人」の“天”とは天地自然を司る道理を表し、“人”とは自己を含む人類全てを指すと同時に、人々によって築かれる生活や社会をも意味します。「道理を敬い、人とその営みを愛す」の信念に感銘を受けた長戸路 政司はこれを学園の基本精神とし、その志を伝えるために学園の名を「敬愛」としました。敬愛大学の名はこれに由来します。

後半はメディアセンター図書館に移動し、「敬天愛人コーナー」の蔵書を手にとって見ました。ゼミで研究している「日本の近代化」と敬愛大学の建学の精神を繋げて考えることができ、学生たちはさらに学びを深めることができたようです。

増井先生から書籍の説明を受けている様子

「敬天愛人コーナー」の資料を見学する学生たち

編集・撮影:IR・広報室