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【イチオシゼミ!】横浜の歴史・文化を学ぶ実地研修に行ってきました



1月21日、国際学科の庄司ゼミ1年生が横浜へ実地研修に行ってきました。この研修は、10月下旬から学生たち自らが企画書を書き、実現したものです。企画書を書き、現地で実践し、レポートとして報告する一連の工程を身に付け、大学生として学ぶための基礎力を育成しています。

東アジア最大のチャイナタウン「横浜中華街」からスタート

横浜中華街をスタート地点とし、横浜実地研修が始まりました。数グループに分かれて朝陽門を出発、およそ1時間の間に、媽祖廟や朱雀門、天長門、関帝廟通り、関帝廟、地久門、延平門など、ほとんどの名所を回ったというグループもありました。500点以上の店が立ち並ぶ横浜中華街は、日本のみならず東アジアで最大のチャイナタウンと言われています。上海や台湾、香港、広東、四川、福建、北京など中華圏の様々な地域の料理店が立ち並ぶ中華料理の見本市ともいえる一角です。中国文化に触れながら、街を歩きました。

横浜開港資料館でペリー来航をしのぶ

中華街の次は、横浜開港資料館で横浜開港の歴史を学びました。特に日米和親条約が結ばれた場所である大きな玉楠の木を臨む中庭を見て、ペリー来航当時の面影をしのびました。また、館内では「横浜の大火と消防の近代史」という特別展示がなされていて、クラシックな消防ポンプ車の模型などを観察することができました。

 

 

銃撃戦の痕が生々しい工作船から日朝関係を考える

海上保安資料館横浜館では、北朝鮮工作船が展示されており、銃弾の後が生々しく残る大きな船の実物を見学しました。日本側との銃撃戦ののちに自爆して沈んだ工作船を引き揚げたものとのことで、その時の映像も公開しており、また海上保安庁の方が丁寧に内容を説明してくださったため、日本と北朝鮮との関係を真剣に考える学生もいました。

明治・大正期の倉庫をリノベーションしたショッピングモール

庄司ゼミ一行が最後に向かったのは赤レンガ館。赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に国によって他の倉庫の模範となるように建設されたもので、日本の明治維新以降の歴史を象徴する建造物としてレトロな面影を残しています。現在はショッピングおよびレストラン・モールとしてリノベーションされています。ここでゼミを解散し、学生たちはグループごとに興味のあるお店を見たのち、ランドマークタワーや異人館街など、それぞれテーマをもって自分たちの決めたコースを回りました。
現地を見学したあとにゼミ生が書くレポートは、「百聞は一見に如かず」の重みのあるものとなっていることを期待しています。

報告:国際学科教授 庄司真理子