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【イチオシゼミ!】メディアの現場を知る-TBSテレビを訪問(家近ゼミ3年・4年合同)-


港区赤坂にあるTBSテレビ

6月26日(水)、国際学科の家近教授のゼミ(3年・4年合同)がTBSテレビ(東京都港区赤坂)を訪問しました。

今年度の家近3年ゼミのテーマは、「世界のメディア」です。アメリカ・中国・韓国・オーストラリア・インド・ロシアなどのメディアの特徴を分析した本(『世界のメディア-グローバル時代における多様性-』春風社、2018年)を教科書にして学んでいます。各国のメディアの歴史と発展、政府との距離と自立性、情報の収集と報道方法などの違いを通じて、世界の国々の特徴を理解することを目的としています。

各国のメディアの特徴は、日本との比較の視点から考察するとより理解が深まります。本書には日本に関する章がないため、日本のメディアの分析が課題となっていましたが、家近教授の出身大学の後輩である長岡杏子氏がTBSのアナウンサーとして活躍中で、3年ゼミと4年ゼミ合同の課外研修として、訪問を受け入れてくださることになりました。
TBSでは、11時半からのお昼のニュースの生放送の現場を見学させていただきました。生番組の裏舞台は、大変張り詰めた空気が流れており、想像以上に多くのスタッフがニュース番組の制作に関わっていることが分りました。学生たちは初めての体験に緊張していましたが、興味深そうにモニターに見入っていました。

TBSニュース・スタジオ

ニュース・スタジオを見学する学生たち

伊藤・出水アナと学生たち

放送終了直後のニュース・スタジオも見学し、水曜日担当の伊藤隆太アナウンサーと出水麻衣アナウンサーから笑顔で出迎えていただきました。学生の質問にも答えてくださり、学生たちの興味は尽きませんでした。カメラマンの方からテレビカメラが一台3000万円以上するというお話も伺い、大変驚きました。

井上洋一氏の講演

報道局の井上洋一氏のニュース番組制作に関する講演を聴くこともできました。ニュースが制作される過程や、ニュース番組には番組のメニューを決める編集長が「お弁当を詰める役割」を果していて、即座の判断で番組を制作していること、現場の取材が最も重要でアナウンサーやキャスターは、自分の目で事実を確かめることが求められていること、報道には社会を変える力があることから、偏りのない正確な報道を心がけている事などが話されました。

井上氏は中国やロシアなどの海外支局長も歴任されており、海外での取材やその問題点に関しても大変興味深いお話をされました。長岡氏からもアナウンサーとしてニュースの取材や読み上げ時の貴重な体験を聴かせていただきました。学生たちは皆熱心に聴き、質疑応答も活発になされました。
最後に、TBSの社員食堂で昼食をいただいた事も良い思い出となりました。ゼミで学んでいることを実際に自分たちの目で確認し、専門家の話を聴くことは、得がたい体験学修です。多忙な中、時間を割いて受入れの準備をしてくださった長岡氏、豊富な経験に基づく示唆に富んだお話をしてくださった井上氏、また、笑顔で学生たちを迎えてくださった伊藤、出水両アナウンサーにも心から感謝の意を伝えたいと思います。

報告: 家近、編集: IR・広報室