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ホーム >  経済学科News >  2020年度経済学科卒業論文報告会を開催しました

2020年度経済学科卒業論文報告会を開催しました


3/5(金)、経済学科の4年生が卒論発表会に挑みました。経済学科では4年次に全員が卒業論文を執筆します。今回発表したのは特に優秀な論文を提出した4名です。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点からオンラインで卒論発表会を開催し、経済学科の2~4年生も自由に視聴できるようにしました。
「経済学」は人やモノ、お金の移動について「どうしたらもっと良くなるのか」などを考える分野です。米中貿易摩擦からソーシャルゲームの課金問題まで幅広い領域のテーマで発表され、出席した教員から「とても興味深い内容だった」と感想が述べられました。
今年度は最優秀賞の選出に際して、視聴した学生も投票するという新しい試みを実施ました。最優秀賞に輝いたのは齋藤彪雅さんと加藤詩乃さんの2名です(同票1位)。「宅配」という身近な問題を取り上げた加藤さんの論文について紹介します。

宅配サービスにおける再配達削減方法について 加藤詩乃さん

加藤さんは、宅配便が受け取れなかったり、「置き配」で荷物が他の住所に届けられていたりと現状の宅配サービスに課題を感じていたそうです。消費者は1回で受け取るという意識が低く、特にペナルティが無いため、何度も再配達に頼ってしまいます。コストもかかり環境にも悪影響を及ぼす再配達を削減するにはどうしたら良いのか、加藤さんは過去の研究論文を読み込み、国内外での事例を比較検討しました。
特に参考にしたのは再配達が発生している日本の都市部と住環境が似ているシンガポールの事例です。加藤さんは3回目以降の再配達の有料化や、集約型受け取り拠点までの配送を無料化するなど料金体系を消費者のニーズに合わせて明示する方法を1つの解決策として挙げています。
置き配についてはアメリカでの事例を参考として、置き配のための防犯装置が身の回りの防犯装置としても利用されるメリットを紹介。その他にもコンビニ受け取りでポイントを交付し、消費者に再配達を削減するメリットを与える方法などが挙げられました。
再配達削減には様々な施策があり企業側も積極的ですが、一方で消費者は無頓着です。「いかに消費者にメリットを与えるか」だけでなく社会全体にこの問題を周知していくことも大切だと加藤さんは結論付けています。

経済学科長 矢口和宏教授のコメント

今年発表してくれた4名のテーマは、外交や対外関係といったマクロ的な政治経済問題から、宅配サービスやゲーム産業といったミクロ的な問題までそろいました。コロナ禍でなかなか対面で卒業研究を指導することができませんでしたが、問題設定、分析方法、政策提言など学生として大変意欲的に取り組んだ研究を報告してくれました。Zoomによるプレゼンテーションも完璧にこなし、これからの職業生活でも十分活躍してくれることでしょう。

受賞者と研究テーマ

最優秀賞:加藤詩乃さん 「宅配サービスにおける再配達削減方法について」
最優秀賞:齋藤彪雅さん 「トルーマン政権期の対ラテン・アメリカ外交政策」
優秀賞 :鈴木隆也さん 「技術格差がもたらす米中対立への影響」
優秀賞 :林 咲輝さん 「無料でプレイできるソーシャルゲームの重課金問題と改善策」