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4年生による卒業論文報告会を開催


経済学部では、4年間の学びを集大成する卒業論文が必修であり、4年生は1年間をかけて関心のあるテーマの調査・研究に取り組みます。卒業論文報告会は、経済学科で毎年行われている恒例のイベントで、4年生の有志が研究成果の報告を行います。今年は5名の学生がエントリーし、意欲的な研究を発表しました。

卒業論文のタイトルと所属ゼミの一覧(報告順)

  • 「米中貿易摩擦 -日本への経済的影響-」(小山ゼミ)
  • 「C to Cビジネスとリアル店舗 -フリマアプリの成長から見るリアル店舗の今後の発展」(小山ゼミ)
  • 「EVAを用いた花王の積極的な投資がもたらしたライオンとの差」(和田ゼミ)
  • 「分散型台帳技術の普及における金融領域への実用可能性 -金融貿易への適用、ブロックチェーン債、銀行間決済インフラ構築等の現実的効果-」(飯野ゼミ)
  • 「世界遺産登録における地域活性化の可能性 -観光への影響を中心に-」(金子ゼミ)

最優秀賞の賞状と記念の盾を授与

最優秀賞として「EVAを用いた花王の積極的な投資がもたらしたライオンとの差」が選ばれ、記念の盾と景品が送られました。研究を行ったのは、和田良子教授のゼミに所属する渡辺頌馬さんです。

渡辺さんの研究は、EVA(Economic Value Added, 経済的付加価値)という指標を用いて、トイレタリー商品を開発・販売する花王とライオンの経営状況を分析したものです。必要なデータが丁寧に調査され、ポイントとなる数字も分かりやすくグラフにまとめられ報告されていました。EVA という指標を使った分析方法の独自性や意欲が高く評価されました。

5名の報告者と矢口経済学科長

他の4名の学生の報告にも、身近な暮らしから生まれた問題意識、将来の仕事と関係する事柄からのテーマの絞り込みなど、独自の視点が盛り込まれていました。卒業論文への熱心な取り組みの結果が、大きな成果として現れていました。

4年生から後輩たちに送られた卒業論文のアドバイスでは、「土台をつっかり作ること」などが挙げられました。「土台」とは、自分が研究したいテーマを絞り込み、どのような仮説を考え、論理的な結論に導きたいかという構想、それに必要な資料を集める作業をしっかり行うことなどです。アドバイスを活かして、来年度は更に興味深い研究が報告されることを期待します。