授業研究サークル「HOPE」では、教員をめざす学生が模擬授業や教育討論会、小学校ボランティアなどを行っています。この日は小学校2年生の算数、2位数足す2位数の筆算の模擬授業でした。半具体物である「数え棒」を使って1位数の繰り上がりの仕方を学習する場面です。2年生の2人が授業者となりました。導入で絵を示し、その状況を説明しながら課題を伝えています。授業者は学習者の目が絵に向けられているか確認しながら話を進めます。「つかみ」はよくできていました。
写真では黒板がほとんど使われていませんが、授業展開にそって黒板をどのように使っていくかは指導案に示してありました。板書の使い方を考える際には、子どものノート指導も合わせて考えていく必要があります。学年や教科の特性を考慮して板書計画を立てることは教育実習での課題の一つになります。
写真では黒板がほとんど使われていませんが、授業展開にそって黒板をどのように使っていくかは指導案に示してありました。板書の使い方を考える際には、子どものノート指導も合わせて考えていく必要があります。学年や教科の特性を考慮して板書計画を立てることは教育実習での課題の一つになります。
また、発言が活発な子どもに教員が対応しすぎると、授業の進行がもたついてしまいます。発言が活発な子への指導は教育実習で必ず出合う課題ですが、模擬授業でも取り上げることがあります。
授業が自力解決の場面になると教員は机間指導を行い、つまずいている子に個別指導を行います。ややもすると学生の模擬授業は一人芝居になりがちなので、意図的に個別指導の場面を取り上げるようにします。
授業が自力解決の場面になると教員は机間指導を行い、つまずいている子に個別指導を行います。ややもすると学生の模擬授業は一人芝居になりがちなので、意図的に個別指導の場面を取り上げるようにします。
授業の終盤、板書がまとまりを見せます。この授業者は黒板を4つに分け、計画的に活用していました。しかし、学習者にとっての見やすさに課題(数による筆算と、数え棒による筆算の比較提示など)が残りました。
このサークルでは自分たちの課題を自覚するために模擬授業を行っています。時に学科の教員が参加することで、授業づくりへの勘所が伝えられます。
報告:山口(こども教育学科 教授)、編集:IR・広報室
このサークルでは自分たちの課題を自覚するために模擬授業を行っています。時に学科の教員が参加することで、授業づくりへの勘所が伝えられます。
報告:山口(こども教育学科 教授)、編集:IR・広報室