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ホーム  > 国際学部だより  >  【こども教育学科】小学校を知る①「降雪の翌朝は」

【こども教育学科】小学校を知る①「降雪の翌朝は」

子ども達が登校する前から自主的に雪かきを始める先生方。印西市立西の原小学校のホームページ掲載。※学校長の許可を得て転載しています。

 雪が降った翌朝、子ども達はわくわくしながら登校してきます。千葉県ではなかなか経験できない雪遊びができるのですから当然ですね。しかし、学校の先生方はどうなのでしょう。雪を理由に遅刻するのでしょうか。いやいや、そんなことはありません。登校してくる子供達の安全を確保するために、いつもより早めに出勤して雪かきをしています。

「いつも世話になっているたまプロ先の学校に行って、雪かきの手伝いをしたらどうだ。」

 そんな話を教育実習指導の授業で話したところ、何人かのゼミ生が雪かきの報告をしてくれました。学校がどんな時にボランティアを必要としているのか考えて行動することが大切ですね。

文責:山口(こども教育学科 教授)、編集:IR・広報室

雪かきに協力したゼミ生からの報告

【3年山口ゼミ・Hさん】
 前日の大雪で小学校の校門や道路などに雪が積もり、凍っていました。徒歩で学校に向かいましたが、学校に着いた頃には先生方はすでに作業を始めていました。私は、雪が凍らないように塩化カルシウムを撒く手伝いをしました。
 学校の迅速な対応や子どもの安全のために先生方一人ひとりが率先して雪かきを行っており、組織としての連携と行動力の素晴らしさを感じました。そして何よりも先生方の子ども達への思いを直に感じることができ、教員になりたいという気持ちがより強くなりました。今回、小学校での雪かきという滅多にできない貴重な経験をすることができて良かったです。
 子ども達は先生方の努力とは裏腹に、雪が積もっていることを楽しんでいました。雪が降ると危険も増えますが、雪に触れることは子ども達にとって貴重な経験となることも学べました。

【3年山口ゼミ・Sさん】
 7時に学校に行って、児童の昇降口前と通学路の雪かきをしました。7時20分頃、早めに登校してきた女の子が、雪かきしている私の横を通るときに、「先生ありがとう!頑張ってください。」と言ってくれました。心があたたかくなりました。
 その日の1時間目は「理科・珍しい天気を体験しよう」と称して全校で雪遊びでした。朝の会の時間に生徒指導の先生から「固い雪玉を作って投げるのは危ないのでやめましょう」という放送があったので、怪我をする子はいなかったようです。1年生から6年生まで、関東ではあまり降ることのない雪に興奮し、大はしゃぎしていました。

こども教育学科の紹介

こども教育学科では、教職経験のある教員による丁寧な指導で、毎年、小学校教員採用試験で高い実績をあげています。「国際感覚に優れた小学校教員の養成」を目標とし、英語力多文化への理解力を養う授業も充実しており、卒業生は千葉県内外の小学校で教員として多数活躍しています。

【2017年度小学校教員採用実績(現役)】
 正規採用者      20名
 期限付採用者      1名
 講師採用者      23名
 小学校教員採用率   88.0%
 (受験者50名)