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ホーム  > 国際学部だより  > 【国際学科】2年中村ゼミ自然環境調査報告会(2016年1月22日)

【国際学科】2年中村ゼミ自然環境調査報告会(2016年1月22日)

調査を行った中村ゼミの学生たち

 中村ゼミは、国際学部では数少ない理科系のゼミです。水をテーマに学習しています。この日は、2年生が行った「鹿島川と印旛沼の自然環境調査」の報告会が行われました。
 調査は、9月に発生した関東・東北豪雨のすぐ後の時期に行われました。それに先立ち、前期は印旛沼についての学習と、調査キットを用いての、身近な水(水道水や金魚の水槽、池の水など)を使った水質調査法の習得に、時間を割きました。

代表して報告を行った野村君

 調査は学生が水質、流量、生物の3班に分かれて、鹿島川と印旛沼の数か所で実施しました。後期のゼミの授業でデータの整理と分析を行い、資料づくりなど、発表のための準備を進めて報告会に漕ぎ着けました。
 印旛沼は全国の湖沼で水質ワースト・ランキング第1位です(平成25年度のデータ)。千葉市を含む周辺地域で水道用水のほか、農業用水や工業用水としても利用されており、水質は非常に気になるところです。この日の発表では、水質調査の結果報告のほか、カミツキガメなど印旛沼に棲息する生物種についても報告が行われました。

貴重なコメントをいただいた
千葉大の三澤先生

 ご出席いただいた千葉大学の三澤先生からは、印旛沼と並んで水質ワースト・ランキング上位常連の手賀沼の事例などについて、教えていただきました。手賀沼はずっとワースト1位でしたが、石けんづくりなど、水を汚さないための住民の取り組みが功を奏して、水質がかなり改善されたそうです。
 国際学科のゼミは2年生から4年生までの3年間に渡って、活動します。来年度以降、どのような成果を上げてくれるか、非常に楽しみです。
(文責:大月)