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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科】ゼミの授業風景(課外研修)(2014年3月5日)

【こども学科】ゼミの授業風景(課外研修)(2014年3月5日)

山口ゼミ春期研修① 授業参観

2月26日、こども学科3年山口ゼミでは来年度の教育実習に備えて春期研修を行いました。

午前中に習志野市立秋津小学校で授業参観をし、午後は谷津干潟自然観察センターで行われている社会教育の実際について学びました。今回は授業参観について報告します。

授業参観の前、小宮校長先生は秋津小学校の概要や教育課題について熱心に話してくださいました。秋津小学校は県内に5つしかないコミュニティースクールの一つです。

5年生、英語のティームティーチングです。左の男性が学級担任、右の女性が英語ボランティアの加藤先生です。加藤先生は元英語教師で、民間の児童英語教育にも関わっていらっしゃいます。子供を惹きつける笑顔、効果的な教材活用、身振りを交えた発音指導等、教職を目指す学生にとって学ぶべきところがたくさんありました。

※加藤先生は、小学校英語教育の特別講師として大学で授業をしてくださったこともあります。
授業の様子はこちら

熱心に参観するゼミ生。学んだこと、気になる点等を端的にメモして、授業後に授業者の先生と話し合う際に役立てます。授業の事実に基づいて発言する習慣を身につけるのです。また、ゼミ生が運動靴を持参して履いている点も見逃せません。これは参観者としての礼儀であり、不測の事態に対応しようとする心構えでもあります。

ゼミ生の感想(英語授業を参観して)

加藤先生の授業を参観して学んだことが2つあります。

1つ目は児童への接し方です。身ぶり・手ぶりなどのジェスチャーを交えて表現していました。体を使って表現する事で耳からの情報に加え、視覚でも音のイメージを掴みやすくなります。
2つ目は会話に重点をおいた授業スタイルです。黒板に貼った絵カードを基に先生が発音する音や音声教材の発する音声を聴いた通りに表現する活動をしました。単語を板書しなくても児童は耳で覚えた英語を頼りにコミュニケーションをとることができます。
相手の目を見て会話のキャッチボールができるという事は、話す内容の組み合わせや、ジェスチャーを自分で考えたからこそ堂々と自信をもって出来ることなのです。

最後に児童が積極的に英語を使える環境にあるのは、失敗しても恥ずかしくない学級の雰囲気と加藤先生が恥ずかしさを見せず、堂々と児童と向き合う事で安心して英語を話せる場になっているのではないか、と思いました。

(文責:こども学科 山口政之)

山口ゼミ春期研修② 谷津干潟自然観察センター

2月26日、こども学科3年山口ゼミでは来年度の教育実習に備えて春期研修を行いました。
午前中に習志野市立秋津小学校で授業参観をし、午後は谷津干潟自然観察センターで行われている社会教育の実際について学びました。
今回は谷津干潟自然観察センターでの研修の様子について報告します。

秋津小学校から歩いて10分ほどで谷津干潟自然観察センターに着きました。センターでは、レンジャーの方から、谷津干潟の歴史や、ラムサール条約、ジュニアレンジャーの育成等といった専門的な話を伺いました。
子供の中には野球少年や工作少年がいるように、野鳥少年もいるのです。このセンターで活動した子供の中から、自然科学を志す研究者が生まれる日が来るかもしれません。

撮影することはできませんでしたが、ユリカモメやカワセミ、タカ等を実際に見ることができました。カワセミは本当に小さく、美しく、警戒心の強い鳥でした。写真はセンターに展示してあるカービングです。

野鳥に変身できる帽子が展示されていて、実際に被ることができます。ゼミ生がパパやママになったら、再びこのセンターを訪れることでしょう。教職への道は、知的な親になる道でもあります。なお、この写真は卒業アルバム用に撮影しました。
施設内での様々な活動を通して、ラムサール条約で謳われている保護された自然の「賢い利用」の実際がしみじみ分かってきました。
(文責:こども学科 山口政之)