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ホーム  > 国際学部だより  > 【こども学科】学科専門科目の授業風景 (2014年2月12日)

【こども学科】学科専門科目の授業風景 (2014年2月12日)

児童文学を読みながら、「子ども」について考えます(児童文学論)

登場人物のイラストを用意して、
熱心に口頭発表を行う学生

こども学科専門科目の一つに「児童文学論」(畑中千晶担当、こども学科2年生以上対象)があります。川端有子著『児童文学の教科書』(玉川大学出版部)をメインテキストとして用いながら、児童文学の歴史やジャンルについて学んでいます。

毎回、授業時間の三分の一ほどを使って、学生が一人一作品を担当し、個人発表を行います。これは、児童文学そのものに触れる機会として重要であり、作品を批評する方法について学ぶ場でもあります。もちろん、多くの人の前で、自身の考えをわかりやすく伝えるということは、将来、子ども達の前で授業を行う場合にも大いに役立つ経験です。

ある日の授業風景

この日は、神話・伝説・昔話の特徴について講義で学んだのち、さまざまな絵本を読み比べる活動をグループ単位で行いました。

メモを取りつつ、作品の特徴を分析

積極的に意見を述べ合う学生たち

学生の学習感想

○私は本を読むことが苦手だったため、幼少期にはあまり児童書に触れずに育ってきた。しかし、この講義を受けて、児童文学が与える影響や児童文学はどこの国にもあるというものではないということ、社会が安定しているから求めることができるものなのだということを学ぶことができた。(Rさん)

○この本を子どもたちに紹介することで、どのような教育的効果があるのかという視点で読めるようになり、教職を目指す自分にとって大変貴重な時間となった。(Uさん)

○“子どもが考える理想の子ども”と“大人が考える理想の子ども”というのも児童文学を読むことで、考えさせられました。(Fさん)

○この講義で学んだことは、子どもへの読み聞かせの活動や国語の授業に結びつけることができ、得た知識を活かすことができると思います。(Oさん)

このように、こども学科の学生は、多様な科目での実践的な取り組みを通じて、子どもの教育について幅広く学んでいます。
(文責:畑中)