このコーナーでは、学内外の様々な活動を定期的に報告します。
なお、学年を超えた学生間、学生と教員の共同作業や社会の人々との交流を通して、学生たちは普段より活き活きした姿を見せてくれています。このような活動が彼らの将来につながってくれれば、というのが我々の願いです。新教育カリキュラムの目標は「食」と「職」をつなぐ。この活動を通して、地域社会に貢献できる人材を育てていきたいと思います。ご協力をお願い致します。
◆門松作りのお手伝いで黎明高校に行きました。
昨年に引き続き、千葉黎明高校に門松作りのお手伝いに行きました。風邪が流行っていて学生3人、教員3人、事務方2人の参加でした。二度目に参加した学生はなかなか手慣れたもので、梅結び(に近いもの)も自力でできました。今年も、それぞれ自分で作った一対の門松と、おいしいトン汁をいただいて帰ってきました。
◆「あぐりフェア」に関する記事が、新聞各紙に掲載されました
『千葉日報』 11月9日付
『毎日新聞』 11月8日付
『日本農業新聞』 11月10日付
◆「あぐりフェア」が開催されました。
大学祭の初日、第一回アグリフェアを開催しました。通算5年にわたる「あぐり」の活動を紹介するもので、シンポジウムと展示の2つになっています。
シンポジウムは第一部は「千葉の農業と高等教育」と題して、大網高校校長の藤沼文郎先生と千葉黎明高校の根本明彦教頭先生が、高校における農業教育の現状についてお話しくださいました。第二部は山梨県北杜市の浅川祐介氏が「農は、国の大本なり」と題して市の「食育」の実践について話して下さいました。(因みに浅川氏は「食育」という言葉がお嫌いということでしたが・・・)
三幣学長による挨拶
藤沼 文郎先生(大網高校〉
根本 明彦先生(千葉黎明高校)
浅川 祐介氏(北杜市)
その他、特別企画で千葉黎明高等学校の先生と生徒さんによる大根やシクラメンの販売、水土里ネット印旛沼の高橋さんによる地元千葉の農と食に関する展示、留学生による多言語化した「味噌の絵本」の紙芝居朗読も行われました。延べ50人くらいの学生さんが何らかの形で参加してくれました。ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
(文責:村川)
◆北杜市 研修初日
山梨県北杜市での研修も今年で4回目。昨年は12月の初めの寒さに震え上がったことから、今年は秋口に設定しました。今年も白州・尾白の森名水公園べるがを拠点に2泊3日で行いました。初日は昨年に引き続き、北杜市役所の浅川祐介氏(商工観光部)に食育についての講演をお願いしました。4月から観光課に移動になられたそうですが、始業前・就業後に農作業をしておられるそうです。体験に裏打ちされたお話はやはり迫力があります。
◆北杜市 研修二日目
研修所近くの道の駅白州に立ち寄りました。早朝から地元産の野菜が並べられ、活気に満ちています。野菜の種類も豊富で値段も安い。お昼前には大半が売り切れてしまうそうです。道の駅の成功例の一つで、見学に来られる方も多いそうです。
三分の一湧水は「日本名水百選」に指定された湧水の一つです。昔、水争いが激しい頃、農業用水を3村に当分に分けるため、湧出口に三角の石を置いて、流水を三方向に分けたものです。武田信玄の知恵、という言い伝えもあるようですが、真偽の程は分からないようです。
この日、最後のイベントは宿舎近くのKino’s Cafeの農園見学。こちらも昨年、公園をお願した井波キノさんの営む無農薬の農園です。除草剤も使わないため、畑は草が一杯で、昆虫やカエルなどに加え、カエルを狙うヤマカガシなどの蛇も出てくるそうです。「都会っ子」の学生の中にはとうとう畑に入れなかった人もあったとか。夜のバーベキュー用に珍しいイタリア原産の茄子などのお土産をもらって帰って来ました。
◆北杜市 研修三日目
私立いずみ保育園の教育ファームを見学させていただきました。年中さん、年長さんが市の職員さんの指導の下、野菜の播種、手入れに当たっています。絵本の中では「お友達」のテントウ虫を「害虫」として叩き潰すことを教えるなど、難しいところもあるのです、など、園長先生のお話をうかがいました。北杜市が取組む「食と農の杜づくり」の原点です。
◆千葉黎明高校・茄子の収穫
千葉黎明高校に茄子・ピーマンの収穫と袋詰めのお手伝いに行きました。直前のお誘いだったので参加できた学生は1名だけ。東日本では珍しい長ナスが栽培されています。栽培を始めた当初は収穫が遅れたものと思われ、なかなか買ってもらえなかったとか。今では待っていてくれるお客様もできたそうです。薄曇りで、今年の夏にしては比較的穏やかだったとはいえ、やはり暑い!作業に夢中になって収穫時の写真を撮り忘れました。
袋詰めの後、八田先生に翡翠色の焼きそば(紫芋を使っています)と水遣りをすると髪の毛(芝)が生えてくるお人形の作り方を習って来ました。
◆印旛沼・谷ツ田見学
「あぐりクラブ」創設の頃からお世話になっている水土里ネット印旛沼の高橋局長のご案内で佐倉市の谷ツ田や印旛沼の水質浄化施設を見学しました。そこかしこに耕作放棄地が広がっています。その後、農業の六次産業化に取り組む方々にもお話をうかがいました。教員3名、学生3名が参加しました。
◆「あぐりクラブ」活動の広報活動について
6月15日、「あぐりクラブ」創立当時からお世話になっている水土里ネット印旛沼の高橋局長から、印旛沼土地改良区設立60周年記念祝賀会の会場で、「あぐり」の活動を広報しないかというお誘いをいただきました。
農業関連の団体ばかりでなく、他大学もブースを出すのだそうですが、いずれも農学など理系の大学で、「文化系の大学の参加でこの世界に風穴を開けて欲しい」という高橋さんの言葉に、同行してくれた国際学科の4年生と二人、大いに発奮しました。
少しずつ、私たちの活動を地域の方々にも知っていただきたいと思います。
◆千葉黎明高校で研修を行いました。
根本教頭先生からスケジュールの紹介。
優しい根本先生は本学の学生にも人気です。
千葉黎明高校との教育連携締結後、初めての研修でした。生産ビジネス科の3年生の生徒さんの半分の実習に参加させていただきました。あいにくの雨降りで、温室内での作業となりましたが、今回も根本教頭先生、八田先生のお二人が刺激的なプログラムを用意してくださっていました。
まずはかぼちゃの種蒔き。今年のハロウイーンのランタンは自前のかぼちゃで、という計画の第一歩。次は可愛い花の株分けと定植。次いで野菜の苗を寄せ植える、ベジタブルバスケット作りへと続きます。大勢の生徒さんとの初めての共同作業は和気藹々、あちらこちらで笑い声が弾けました。最後に、この野菜のバスケットとニューギニアインパチェスの花鉢をいただいて、実習は終了しました。応接室で高校生の皆さんが用意してくださったハーブティをいただいて、帰路につきました。
次回は千葉黎明高校の生徒さんを本学にお招きしたいと思っています。今後もこのような交流が続いていくことを祈念しています。
まず、かぼちゃの種まきから
蒔いた種には名札をつけます
説明を聞く学生たち
これから大きく成長します
引率の山本 健教授
ベジタブルバスケット作り
千葉黎明高校の学生さんです。手際よく作業しています
本学学生も、ペアを作って助け合って作業しています
色鮮やかなニューギニア・インパチェンスを
お土産にいただきました
◆千葉日報に、「フード&アグリビジネス」が掲載されました
教育連携に調印した敬愛大の三幣学長(前列左)と
千葉黎明高の大島校長(同右)
これについて、千葉日報(2013年6月2日付)にて報道されました。
報道記事について、下記のリンクよりご参照ください。
千葉日報社 「チバとぴ」へのリンクはこちら
フード&アグリビジネス・コーナー(2012年度について)