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ホーム  > 国際学部だより  > 宮城ボランティア活動写真展を終えて(2011年11月18日)

宮城ボランティア活動写真展を終えて(2011年11月18日)

東日本大震災の被災地への思い

9月の学外授業、宮城ボランティア活動 に参加した学生たちと敬愛フェスティバル(11月12日・13日3号館4階ロビー)においてボランティア活動写真展ならびに現地で撮影したビデオ上映会を開催しました。現地で思い感じ学んだことを学内外の多くの方にご紹介し、東日本大震災のその後の被災地や被災者の現状を少しでも伝えたいという学生達の思いが作り上げた企画でした。

写真展は、「被災地は今」「花のある暮らし」「心をつなぐ語らいの時間」「尚絅学院大学の協力」「「頑張れ」という言葉の重み」「チーバくんと遊ぼう」「ボランティアに行って学んだこと」という7つのテーマからなり、セクションごとに随所で学生達のメッセージがちりばめられました。一方、ビデオは、巨大津波の被害を受けた名取市閖上地区視察を中心に編集した「Ⅰ. 被災地編」と学生達のボランティア活動の様子をまとめた「Ⅱ. ボランティア活動編」の2本を上映しました。学生達の体験談を交えたビデオ上映は、写真では伝えきれない現地の活動を映像と音とで振り返るものとなりました。ご来場下さった方々の中には、実際の被災者の方もおられました。学生達は写真展を通して被災地を思い続けることの大切さを実感し、来場者との交流の中でボランティアの意義を考える得がたい経験をしました。なお、写真展は本来敬愛フェスティバル終了とともに撤去する予定でしたが、大学事務局長のご配慮で11月末まで部分的に展示を残すことになりました。おかげさまで、広く学内の学生達にも関心を持ってもらえることになったのは幸運なことでした。

ちなみに、写真展の7つのテーマを考えたのは、国際学部地域こども専攻3年生の小澤さん、三好さん、目良さんです。3人は今回の写真展の構成から展示に至るまで見事なプロデュース能力を発揮しました。また、ビデオ「Ⅱ. ボランティア活動編」は国際学部国際学専攻3年生の鹿野君が編集しました。さらに、今回の写真展会場作り等で大活躍したのは1年生リタンチュン君(ベトナム)と大学運営室の八代さんです。お二人の力がなければ、写真展はできませんでした。その他、地域こども専攻からは、2年生根本君、3年生小堀君が3日間にわたり写真展を支えてくれました。国際学科からは、代表を務めた3年生平野君を含め、3年生熊谷君、外君、東山君、土岐君、長井君、ハリ君(ネパール)、4年生林さん(中国)、小松君が写真展を手伝ってくれました。写真展企画を思い立ってから開催までの準備期間が短かった中で、心のこもった素晴らしい写真展を作り上げた敬愛大生を私は心から誇りに思います。(櫛田 久代)

再掲:「ボランティアに行って学んだこと」@写真展

「“人と人との絆や他者への感謝、普段通りの生活ができているありがたさ”を改めて感じました。」
「何事にも諦めないこと、弱音を吐かないことを現地の人から学びました。」
「人間一人一人の力は小さいのですが、みんなで助け合えば何でもできると思いました。」
「被災地のアルバムを作り、それを子どもたちに見せ、東日本大震災の被災地の状況とボランティア活動の大切さを彼らに分かってもらいたい。」
「人とのかかわりの重要性、集団の中での自分の役割、自分自身積極的な活動が足りないことを自覚した。」
「被災者の方が「被災地の様子を伝えることも立派なボランティアだ」と仰っていた。「自分は被害に遭っていないから関係ない」ではなく、みんなでこの事実を受け止めていく必要がある。」
「一番学んだことは、考えるだけではなくて実際に行動を起こさなければならないこと。」
「辛い状況に立った時、最も心の支えになるのは周りの人との繋がりでありコミュニケーションであり、忘れてはいけないことは感謝の心と少しでも前向きな気持ちだと学んだ。」
『2011年度 敬愛大学学外授業活動報告集』より