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家近ゼミ@横浜(2011年9月24日)

学生による「ゼミの横浜日帰り研修レポート」

ペリー公園の入り口の前に鎮座するペリー上陸記念碑

家近ゼミ 横浜日帰り研修(2011年夏休み)

私たち敬愛大学国際学部国際学科2年の家近ゼミは、9月24日(土)にゼミ授業の一環として神奈川県横須賀市・横浜市へと赴きました。前期の授業でペリー率いる黒船の来航による、日本の西洋化改革と思想、そして福沢諭吉の「脱亜論」について触れてきました。この授業を通して、特に日本が欧米列強に対しての危機感を抱くきっかけにもなったペリー来航についての知識を深めようというのが今回の目的です。

稲毛駅から快速久里浜行きの電車に乗ること約2時間、途中車窓から建設中の東京スカイツリーを垣間見ながら、最初の目的地であるペリー公園の最寄り駅であるJR久里浜駅に到着しました。久里浜はとても静かなところで、ペリー公園へ行く途中に見えた海と潮の匂いに、普段耳にする市街の喧騒さとは違った穏やかな印象を受けました。

久里浜駅から歩いて約20分、突如目に入ったのがペリー公園の入り口の前に鎮座するペリー上陸記念碑でした。1901年、米友協会により建立された記念碑は予想以上に大きく、その碑に彫られた文が伊藤博文の筆だと知ったとき改めてペリー来航が日本にもたらした重要性を感じられました。敷地内のペリー記念館では、来航時の様子を再現したジオラマ模型やペリーや黒船に関する貴重な史料を見ることが出来ました。ペリーが久里浜に上陸した時の様子を描いた絵図や絵巻物、当時の瓦版、そしてペリーが娘に宛てた手紙など多くの史料が見られました。その資料の中で老中松平下総守が残した「泰平のねむりをさます じょうきせん たった四はいで 夜も寝られず」というものがあり、当時黒船がいかに日本にとって驚愕と畏怖の対象であったかを今に訴えていました。またジオラマ模型を前に館員の方に黒船来航時の説明を聞かせていただきました。高校の日本史で触れた程度の漠然とした知識が、濃密に、リアリティのあるものとして感じとることができました。

ペリー記念館を後にした私たちは海岸沿いで軽い昼食をとった後、電車を乗り継いで元町・中華街駅に向かいました。初めての中華街は休日だということもあり沢山の人で賑わっており、様々な店が溢れる活気ある歓楽街でした。私達が行ったのは関帝廟だけですが、横浜中華街には各地に廟があり、歴史を楽しむ街としても楽しめそうです。

お待ち兼ねの夕食は「皇朝」という中華料理店。生憎憧れのターンテーブルではなかったものの、ピータンやハチノスなどを始め、普段口にすることのない料理に舌鼓を打ちました。特に杏仁豆腐やマンゴープリンなどのスウィーツや、飲茶の代表小籠包や餃子、他にもあれもこれもと注文をしました。中華街ということもあって、メニュー表には中国語表記もあり、ゼミ生の中国人留学生が中国語で注文していた姿に「本場だ!」と思わずときめきました。最初は日本人向けにアレンジされていて、中国人留学生の皆には向かないか? と不安でしたが、皆が皆、初めて席を共にした食事を美味しく楽しく過ごすことができました。
帳が落ちた中華街はまた違った雰囲気で、最後に土産店などを見た後、私たちはそれぞれの帰途に着きました。

国際学部国際学科2年 岩佐恵美・福嶋美貴

ペリー記念館にて

久里浜の海にて

中華街関帝廟にて

中華街にて