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ホーム  > 経済学部だより  > 【経済学科】第3回卒業論文報告会を開催

【経済学科】第3回卒業論文報告会を開催

 経済学科では、本学経済学会の後援も得て2月8日(水)の午後に第3回卒業論文報告会を開催しました。経済学科の4年生の中から6人の学生が、卒業論文(卒論)の内容を報告しました。1人15分ずつ、事前に抽選で決まった順番に報告しました。報告者とテーマは以下のとおりです。

報告者の6人=上段左から志賀君、東城君、冨田君、下段左から君塚君、五十嵐君、鈴木さん

第1報告 志賀 仁(小山ゼミ)
「日本と韓国の教育制度」
第2報告 東城 直樹(下斗米ゼミ)
「アメリカにおける戦争ビジネスとその経済的影響-イラク戦争を事例に-」
第3報告 冨田 哲史(金子ゼミ)
「放置自転車返還率向上策(さまざまな事例から)」
第4報告 君塚 拓也(小山ゼミ)
「過疎地域における教育の現状と課題について」
第5報告 五十嵐 圭人(金子ゼミ)
「『聖地巡礼』を活用した町おこし」
第6報告 鈴木 友梨(和田ゼミ)
「何故パイロットは三菱鉛筆を大きく引き離したのか?-IR(投資家情報)による経営戦略分析-」
 会場となった3301教室には、経済学部の先生方のほか、ゼミの仲間の報告を応援しようという4年生や、来年度以降に卒業論文作成に取り組む1~3年生が多数詰め掛けました。冒頭に小山学科長が、「この会は卒論が完成したことを報告するのが目的で、内容よりも報告する姿勢に注目して欲しい」と挨拶しましたが、出席した先生方や学生はやはり内容にも気になったようで、報告者に対して質問も出されました。中には予想外の質問もあったようで、報告者は手元の資料を確認し、冷や汗をかきながら答えていました。

報告会場の様子=第1報告者の志賀君に質問が出されているところ

小山学科長から冨田君に賞状と盾を授与

 出席した教員は報告を聞いて審査も行いました。審査結果を慎重に集計した結果、冨田哲史君が最優秀賞に輝きました。冨田君は私たちに身近な放置自転車問題について調べ、自治体によって保管場所に移動された放置自転車の返還率(引き取り率)がそれほど高くないことに注目し、返還率を向上させる対策を提言しました。駅周辺の放置自転車対策の現状や課題について、いくつもの自治体に電話ヒアリングを行って調べた努力が評価ポイントだったようです。また、投資家情報を丹念に調べてパイロットと三菱鉛筆の経営戦略を比較分析した鈴木さん以下5人の報告者には、優秀賞が贈られました。
 受賞者にはそれぞれ最優秀賞、優秀賞の賞状、盾とともに、経済学科の教員有志から提供された副賞も贈られました。受賞者が自分で選べる副賞の中身は開けてみてのお楽しみで、大きさと中身の経済的価値が比例するとは限らなかったようです。

学科長と報告者全員で記念写真

受賞者に送られた盾と副賞の数々

今年度の4年生から提出された卒業論文

 経済学部では卒業論文は必修です。4年生は就職活動と並行しながら研究に取り組んでいますが、就職が決まるまではなかなか研究が進まないことも多いようです。ようやく秋頃から執筆が本格化しても、論理的な思考やまとまった量の文章を書いた経験が少ないことから、相当な苦労をしている学生をよく見かけます。それでもゼミ担当教員の指導も受けながら、何とか完成させることができた学生からは、ぐっと成長したなという印象を強く受けます。これから卒業論文(卒業研究)に取り組む皆さんも、大変だとは思いますが、がんばって取り組んでください。そして来年以降の卒論報告会での報告をお待ちしています。
報告:金子(経済学科 教授)、編集:IR・広報室

経済学科の紹介

経済学科では、地方自治体警察消防などの公務員銀行信用金庫証券会社などの金融関係企業等を中心に、千葉県をはじめとした地域社会の発展に貢献できる人材を育成しています。「経済クイズ」や「経済学常識試験」「小論文コンテスト」「学外フィールドワーク」のような工夫を凝らした学習法に加え、「進路支援講座」「指導室」による就職支援も充実しており、学生の目標進路の実現を後押しします。

経済学科の詳しい内容は、ホームページや大学案内で紹介しています。
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