経営学科 遠藤です。地域産業の成り立ちや変化について学んでいる、遠藤ゼミの活動を紹介します。
昨年11月にフィールドワークとして、東京都墨田区で開催されたイベント『スミファ』を訪ねました。『スミファ』とは、墨田区の中小企業がその工場を解放し、一般の人が職人と話し技術に触れることでものづくりの魅力を感じることのできるイベントです。
　学生は小グループに分かれ、それぞれが関心をもった企業に見学や質問をしたり、時には加工体験も行いました。私が同行したグループでは、ガラス工場が営む『ちいさな硝子の本の博物館』、ニットメーカーを出自とする布草履の企画・製造・販売の『オレンジトーキョー株式会社』、近年クリエイターのためのコラボ誘発型シェアオフィスを設けた印刷業の『株式会社サンコー』の各社を見学し、話しを伺いました。

　古くから日用品の製造が卓越していた地域ですが、近年その機能は多様化しつつあります。伝統を基盤としつつ新たな事業に取り組んでいる企業の方々の話からは得るものが多く、大変充実した１日となりました。その後の授業では、事前学習およびフィールドで得た知見をまとめて、学生がプレゼンテーションを行いました。この体験を今後の学びにつなげていきたいと思います。
報告、撮影:遠藤（経営学科 講師）　編集:IR・広報室