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ホーム  > 経済学部だより  > 【経済学科】政策提言インターンシップ@埼玉県戸田市

【経済学科】政策提言インターンシップ@埼玉県戸田市

実習先の戸田市役所

 経済学科では、自治体職員を目指す学生に地方自治に関する実践的な学びの場として、「地方自治論実習」という科目を用意しています。3年生の夏休みに10日から1ヶ月程度地方自治体に出勤し、自治体職員の指導のもと、政策作りを行うというものです。
 今年は埼玉県戸田市役所(戸田市政策研究所)と春日部市役所(かすかべ未来研究所)で合わせて4名の学生が挑戦しました。今回は戸田市政策研究所での実習の様子をご紹介します。

 戸田市政策研究所での実習は8月7日に始まり、9月20日の提言発表会をもって終了。実習生は週3~4日ずつ市役所に出勤し、政策研究所(市役所内)で研究所が取り組む研究の補助(アンケートの集計等)をするとともに、研究所職員さんのご指導のもと、各自が設定した研究テーマに沿って(地域の課題を解決するための)政策提言作りを行いました。

提言書作りをしているところ

 実習に参加した3名の研究テーマは以下のとおり(このほか他大学の実習生が2名)。
・地域通貨を用いて地域活性化-「戸田オール」の有効活用-(桑原さん)
・高齢者の生きがいづくり-一億総活躍社会に向けて-(佐藤さん)
・Instagramを活用した地域活性化(内田さん)

 実習生は、それぞれが考えた提言内容をまとめた上で、実習最終日(9月20日)に「戸田市への提言」として、神保市長、石津副市長に1人ずつ発表。パワーポイントを使って10分程度で要点を説明し、市長をはじめ出席者からの質問に答えました。

報告会の様子(手前側右から3人目が市長、右は副市長)

 発表練習は重ねていたようですが、市長に直接提言を発表することは相当な緊張を強いられたようです。それでもこのような経験はなかなかできませんので、今後の人生において自信につながるのではないでしょうか。
 本学学生の提言の中で、神保市長をはじめ評価がもっとも高かったのは「Instagramを活用した地域活性化」でした。市が公式のInstagramアカウントを作成、市民と一緒に戸田市の良さを発信していくという内容です。市民自らが地域の魅力を再発見するきっかけとなることに加え、市外の人々にも戸田市の魅力を発信し、知名度を上げることも期待できます。維持管理にそれほどコストもかからないということで、実現性が高いとの評価をいただきました。

桑原さんの報告

佐藤さんの報告

内田さんの報告

報告会後に市長に提言書を提出

 実習生が一生懸命に考えた内容が今後市に採用され、戸田市民の福祉の増進につながるようになれば、実習の苦労や疲れも吹き飛ぶことでしょう。提言作りに当たっては、政策研究所(政策秘書室)の職員の皆さんと各自の研究テーマに関連する部署の職員の皆さんに、多大なるご指導とご助言をいただきました。学生にこのような貴重な経験のできる機会をご用意いただいた戸田市 神保市長、政策研究所の皆様に深く感謝申し上げます。

写真・文:金子(経済学部教授)
写真・編集:IR・広報室

今年度の地方自治論実習の成果報告会を以下のとおり行います

日時:10月15日(日)(敬愛フェスティバル2日目)
   13:00~
場所:敬愛大学3号館6階3603教室
※本プログラムにご関心のある方は、ぜひご参加ください。