少し前になりますが、前期授業の終盤の7 月12 日に、地方自治論I の授業に埼玉県戸田市役所政策秘書室の長谷川昌之様をゲストスピーカーとしてお招きしました。長谷川様には「自治体職員の現場から～"埼玉県戸田市"職員の業務紹介～」と題して、戸田市の紹介、自治体の役割、自治体職員の仕事内容やキャリアパスなどについてご講演いただきました。
　戸田市は市役所内に政策研究を専門に行う「戸田市政策研究所」を設置して、現在及び将来の地域の課題をいかに解決するか研究している先進的な自治体です。敬愛大学では、2011年度から夏休みに政策研究所でインターンシップ生を受け入れていただいており、そのことがご縁となってご講演いただいています。

　学生たちはこの講義で地方自治について学んで来ましたが、それが実際の自治体でどのように実践されているのかについてお話を伺うことができ、学んだ内容をより深く理解することにつながったようです。
　講演の最後には、本学を卒業して現在戸田市職員として活躍している池田さん、時田さんの様子も紹介されました。自治体職員を目指す学生たちは、先輩の活躍を知って、大いに刺激を受けているようでした。

　また、講演終了後には、今年度の地方自治論実習（政策提言型インターンシップ）の実習生を交えた懇談会を実施しました。8 月に始まる実習に向けて事前準備の状況や昨年度の実習の様子などについて、食事をしながら楽しく情報交換をし、講演のときには聞けなかった自治体職員の本音もお聞きすることができました。懇談会には、昨年度の実習生も参加し、長谷川様に実習後の学生生活や就職活動状況をご報告するとともに、今年実習に臨む後輩には昨年の実習の感想を交えたアドバイスを送ってくれました。
　
　お忙しい中、ご講演いただきました長谷川様に心より感謝申し上げます。