グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



カテゴリ画像
ホーム  > 経済学部だより  > 【経済学科】2017 年度地方自治論実習・政策研究テーマ検討会を実施(6 月29 日)

【経済学科】2017 年度地方自治論実習・政策研究テーマ検討会を実施(6 月29 日)

 経済学部経済学科では、公共経済コースの学生(3 年生)が毎年夏休みに埼玉県戸田市と春日部市の自治体シンクタンク(市役所内に設置された政策研究を行う専門部署。戸田市政策研究所、かすかべ未来研究所)で政策提言作りの特別なインターンシップ「地方自治論実習」を行っています。
※地方自治論実習については、過去の記事(2016 年6 月27 日付9 月9 日付12 月2 日付)もご覧ください。
 実習予定者は、これまで1 か月余りをかけて、関連科目である地方自治論や地方財政論の担当教員やゼミ担当教員にも相談しながら、インターネット等で実習先の地域課題や市の取り組みについて調べ、自分ではどのような課題に対して提言するか検討してきました。今日は、4 人の実習予定者が、それぞれどのようなテーマ(地域が抱えている課題)について政策提言を研究しようと考えているかを関係教職員や昨年度実習を行った4 年生、来年度以降実習参加希望の1,2 年生の前で中間報告し、助言を受けるテーマ検討会を行いました。

(報告会の様子)

(報告の様子)

(アドバイスを送る昨年度の実習生)

 戸田市政策研究所で実習を予定している3 人は、
・地域通貨を用いて地域活性化~「戸田オール」の有効活用~
・子供と高齢者の交流を通じた健康増進の取り組み
・Instagram を利用した更なる街の活性化
といったテーマで研究に取り組もうとしているということでした。また、かすかべ未来研究所で実習予定の学生は、
・放置自転車減少政策
について研究するそうです。
 それぞれ、テーマ選定の理由や、実習中にどのようなことを調査・研究したいのか、現時点でどのような提言のアイディアを持っているのか、政策研究に向けて心配なことなどを報告しました。それに対して、昨年実習を経験した4 年生や公共経済コース担当の教員から質問やアドバイスが寄せられました。4 年生からの助言は、経験に基づいているだけあって的確で、大いに参考になったようでした。また、地域連携活動の経験も豊富な八木先生からのコメントも具体的で示唆に富んでいました。実習予定者は、これらの質疑応答を通して自分の問題意識を整理、再確認し、検討を深めるきっかけをつかんだようでした。

(アドバイスを送る昨年度の実習生)

(教員からのアドバイスの様子)

 なお、上記の研究テーマはあくまで現時点での構想で、実習中に現地の状況を調べていくうちに、多かれ少なかれ軌道修正することもあります。その過程で実習生は大変苦労しますが、現実に行われている政策がどのように考え出されているのかを身をもって知ることで、自治体職員の仕事の醍醐味を味わうこともできます。その証拠に、この実習に参加した学生の中から、現在2 名が戸田市の職員として地域課題に立ち向かっています。

 今日の助言等を踏まえて、実習予定者は今後2 週間ほどかけて研究テーマについて考えをまとめ、実習先(実際に市役所に出勤して、研究所が行う研究事業の補助等をしながら、自らの設定した研究テーマについて政策提言をまとめます。最終日には市長、副市長、関係部署の部長などにプレゼンテーションも行います)でどのようなことを調査・検討するか明確にして、実習に備えます。

 今年は最終日にどのような提言が発表されるのか、今から9 月が楽しみです。10 月の敬愛フェスティバルでは、実習報告会も実施します。実習の様子や提言発表の様子などは、今後も随時「経済学部だより」でお伝えする予定です。ご期待ください。

写真:工藤(IR・広報室)、金子(経済学部教授)文責:金子

経済学科の紹介

経済学科では、地方自治体警察消防などの公務員銀行信用金庫証券会社などの金融関係企業等を中心に、地域社会の発展に貢献できる人材を育成しています。「経済クイズ」や「経済学常識試験」「小論文コンテスト」「学外フィールドワーク」のような工夫を凝らした学習法に加え、「進路支援講座」「指導室」による就職支援も充実しており、学生の目標進路の実現を後押しします。

経済学科の詳しい内容は、ホームページや大学案内で紹介しています。
大学案内をご希望の方は、こちらから資料請求をお願いいたします(5分程度で入力できます)。