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【経済学科】第2回 卒業論文報告会を実施しました。(2017年2月8日)

 経済学部経済学科では、2月8日に「第2回 卒業論文報告会」を開催しました。経済学科の4年生を代表して、6人の学生が卒業論文(卒論)の内容を報告しました。報告時間は1人15分で、報告順(開会前に抽選で決まりました)とテーマは以下のとおりでした。

  • 第1報告 時田裕也(金子ゼミ)「水害ハザードマップ普及に向けて」
  • 第2報告 山崎貴也(小山ゼミ)「フィンランドと日本の教育の比較」
  • 第3報告 佐藤直樹(小山ゼミ)「人と密接にかかわるエネルギー」
  • 第4報告 池田太一(添田ゼミ)「地域銀行の事業性評価に基づく融資と不良債権比率・保全率」
  • 第5報告 山崎雄大(飯野ゼミ)「オリンピックがもたらす経済効果」
  • 第6報告 田淵圭祐(金子ゼミ)「『ふるさと納税』の現状と課題」

報告者の6人=上段左から時田君、山崎(貴)君、佐藤君、下段左から池田君、山崎(雄)君、田淵君

 会場となった3301教室には、来年以降卒論に取り組む2,3年生、報告者と同じゼミの仲間、それに経済学部の教員や職員などが40名ほど集まり、報告に耳を傾けました。

 開会の挨拶では主催者である小山経済学科長が「この報告会は研究水準を問題にする研究発表会ではなく、卒論が完成したことを皆さんに報告する会なので、卒論『報告』会です。内容よりも報告する姿勢に注目してください」と謙遜も込めて話しました。ところが、どの報告も予想以上にしっかりとした内容でした。そのため、各報告に対する質疑の時間には、学生に混じって教授陣からも分析方法など研究内容に関する突っ込んだ質問や助言が出され、大学らしい知的刺激に満ちた報告会となりました。中にはやや難しい質問もあったと思いますが、6人とも自分の卒論や資料も確認しながら、何とか答えていました。そういった様子から、それぞれゼミの先生の指導を受けながら、相当な時間と労力をかけて研究に取り組んだことが伝わってきました。

多くの学生、教職員が報告に耳を傾けました

教員からも多くの質問や助言が行われました

 6本の報告には、自分でアンケート調査を行った研究あり、国際比較の研究あり、統計データを利用して独自の指標を設定して分析した研究あり、多数の事例を集めて事実関係を整理して問題点を見つけ出した研究ありで、色々な研究手法があることが分かり、報告を見に来た2,3年生には大いに参考になったことと思います。

 報告者を出していないゼミの先生方には、報告を聞いてよかったと思うものを3つ、順位をつけて選んでもらいました。集計の結果、金子ゼミの時田君が最優秀賞を獲得しました。時田君の卒論は、千葉県内の全54市町村に自作のアンケートを送って、水害ハザードマップの普及に向けた課題を明らかにした努力作でした。また、時田君以外の報告者には優秀賞が贈られました。おめでとうございます。審査に当たった先生によれば、どの報告も優れており、ほんのわずかな差だったということです。受賞者には特製の楯と表彰状、それに多くの教職員から寄せられた豪華(?)副賞も贈られました。

小山学科長から時田君に最優秀賞の楯が贈られました

受賞者に贈られた楯(上)と副賞の数々(下)

 敬愛大学の経済学部では、2年次から4年次まで同じゼミに所属して、基礎から専門的内容まで段階的にしっかり学びます。報告会では、2年生の初めの頃には想像できなかったほどたくましく成長したゼミ生の姿を見ることができ、とても嬉しく思いました。

 各報告者から、卒論に取り組んだ感想や後輩へのアドバイスも聞かれました。その中で、後輩へのアドバイスとして、
・研究テーマにいかに興味を持てるかが大事、
・4年生になると就職活動などで忙しくなるので、早め(2年生、3年生のうちから)にテーマを検討し決定すべき、
・問題意識をしっかり持てるテーマ設定を行うべき、
・常に結論として何が言いたいのか、そこまでの論の展開を考えながら研究を進めて行くべき、
・悩んだら早めにゼミの先生を始めとしていろいろな人に相談すべき、
といったものがありました。どれも報告者が苦しい卒業研究を体験した中で感じたことなので、言葉に重みありました。2,3年生の皆さんは、先輩の貴重な声を参考にしてください。

 報告者の皆さん、お疲れ様でした。また、ありがとうございました。卒業後にそれぞれの進路で大いにご活躍されることを期待しています。
写真:工藤(IR企画室)、写真と文:金子(経済学部)

報告会を終えて全員で記念撮影