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【経済学部】地方自治論I特別講演「地域政策の現場から」を実施しました(2016年7月20日)

 経済学科の公共経済コース科目の1つである「地方自治論I」の7月20日の授業時間に、埼玉県戸田市役所の長谷川昌之様をゲストスピーカーにお招きして、「地域政策の現場から~埼玉県戸田市職員の業務紹介」と題して特別講演をしていただきました。地方自治論Iの受講生を中心に約50人の学生がお話に耳を傾けました。

講師の長谷川様

約50人の学生が聴講しました

 講演では、戸田市の概要をご紹介いただいた後、自治体職員の仕事について、長谷川様がこれまで市役所職員として経験された3つの部署の業務内容を紹介しながら、解説していただきました。戸田市では14の部局、51の課や室、149の担当があるそうで、一口に自治体職員の仕事といっても、実に多種多様なものがあることが分かりました。学生たちは、自治体の仕事はこんなに幅広いのかと驚いていました。と同時に、具体的な業務の話を聞いて、「自治体職員」のイメージが明確になったようでした。

 後半には、現在戸田市が抱えている諸課題についてご紹介がありました。戸田市は様々な都市ランキングで上位にランクインしていますが、それが数字の上でのことではなく、市民生活の中で実感されて初めて意味があると、あくまで住民の福祉の増進が重要だという点を強調されていました。

 講演に続いて質疑も行われました。学生からは、地域活性化に取り組む際の注意点から採用試験の対策のコツまで、これまた幅広い質問が出されました。長谷川様は、ときに本音も交えて丁寧に答えてくださり、質問者も満足の様子でした。

質疑応答の様子

懇談会の様子(右から2人目が長谷川様)

 ところで、戸田市役所には毎年夏休みに学生が地方自治論実習(インターンシップ)でお世話になっています。長谷川様は、実習生を受け入れていただいている政策秘書室(戸田市政策研究所)のご所属です。そこで、授業終了後には別室で、実習に関係する学生や関係教職員が長谷川様と一緒にお弁当を食べながら懇談会を行いました。講演会とは違うアットホームな雰囲気で、普段の職場の様子や自治体職員を目指すうえでの心構えなどについて、楽しいお話を伺うことができました。

 お忙しい中本学まで講演に来ていただいた長谷川様に、改めて厚くお礼申し上げます。
文:金子(経済学部 教授)、写真:工藤(IR企画室)、金子