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【経済学部】2016年度地方自治論インターンシップ・政策研究テーマ検討会を実施しました(2016年6月23日)

 経済学部経済学科では、自治体職員を目指す学生に、地方自治論などの講義で学んだ知識を地方自治の現場で確認、応用してより深く身につけてもらうために、政策形成インターンシップを用意しています。3年生の夏休みに約1ヶ月間市役所に「勤務」して、担当部署の職員の方々にご指導いただきながら、各自で設定したテーマに沿って市民や地域が抱える課題の解決策を研究し、提言レポートをまとめ、最終日に理事者(市長、副市長、関係部署の部長等)に報告する、特別なインターンシップです。

 今年度は、4月の学内選抜を通過した5名の学生が埼玉県戸田市の「戸田市政策研究所」(3名)と春日部市の「かすかべ未来研究所」(2名)に分かれて実習を行います。

 実習予定者は、事前にどのような地域課題について、どのような解決策を研究したいのか(政策研究テーマ)をまとめた提言計画書を提出しなければなりません。5月末頃から各自でインターネットを利用したり、去年までの実習生の提言報告書を読み込んだり、「地方自治論」(講義)担当の岡﨑先生やゼミの先生に相談したりして、提言計画書の内容を検討してきました。6月23日の公務員指導室(公務員を目指す学生を対象として試験対策を行う勉強サークル)の勉強会の時間に、検討状況を報告してもらう政策研究テーマ検討会を開きました。検討会には、関係教職員のほか、昨年実習に行った2人の先輩もコメンテーターとして参加してくれました。また、来年以降に実習を希望している1,2年生も出席しました。

先輩の話に聞き入る今年の実習予定者

4年生(右から2人)や1,2年生も参加してくれました

 市に提出する提言計画書は1通(1テーマ)ですが、念のために予備の政策研究テーマと合わせて2つずつテーマ案を考えてきてもらいました。6月23日時点での5人のテーマ案は以下のとおりでした。

・彩湖道満グリーンパークでのサイクリングを観光利用する政策について、または交通手段としての自転車の利用促進について
・地域行事の活性化策について、または市の情報発信力の強化策について
・親子で使いたくなる公園について、または定住者の増加策について
・安全・安心に暮らせる街へ~住居侵入防止について、または水害から身を守るために
・家庭からのごみ減量促進策について、または環境関連のボランティア参加者の増加策について

 これらのテーマ案について、先輩からこのような視点はよいが、別の角度からこういったことも考えるとよい、とか、もっと問題を絞り込まないと提言作りできっと苦しむ、などと自身の経験を踏まえた的確なアドバイスが送られました。1,2年生にはやや難しかったかも知れませんが、先輩達が真剣に議論する姿を見て、もっと勉強して話に加われるようになりたいと思ったのではないでしょうか。
 
 この検討会でもらった助言を踏まえて、どのような政策研究テーマを携えてインターンシップに行くのかあと2週間ほどかけてさらに検討して、提言計画書を仕上げてもらいます。今年の実習生はどのようなテーマで研究し、どのような提言を考えるのでしょうか。大いに期待したいと思います。

実習予定者の発表の様子1

実習予定者の発表の様子2

後輩に助言を送る4年生(実習経験者)

事務手続きについての説明も行われました

 10月16日(日)に大学祭の中で成果報告会を行う予定です。「経済学部だより」でも実習の様子や報告会の様子をお伝えします。ご期待ください。
(文と写真:経済学部 金子)