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ホーム  > 経済学部だより  > 【経済学科】経済学科卒業論文報告会を実施しました(2016年2月10日)

【経済学科】経済学科卒業論文報告会を実施しました(2016年2月10日)

 経済学部経済学科では、2月10日に「第1回 卒業論文報告会」を開催しました。経済学科の4年生を代表して、飯野ゼミのブレンコ=ミレーナさん、金子ゼミの船水悠樹君、山崎凛太郎君、小山ゼミの板倉恵也君、中間真奈美さんが卒業論文の内容を報告しました。
 報告会は14時からでしたが、当日は早い人で11時過ぎから会場(3603教室)に入って、最後の報告練習をしていました。13時に報告者が全員集合して、小山学科長から諸説明が行われました。そして抽選で報告順を決めました。

報告順を決める抽選。思い通りの順番を引き当てて思わずガッツポーズする姿も

開会の挨拶をする小山学科長

多くの教職員、学生が報告に耳を傾けました

最優秀賞、優秀賞の楯と副賞各種

 14時に報告会が始まり、小山学科長の挨拶と趣旨説明の後、早速報告が始まりました。 報告時間は1人15分以内で、報告順とテーマは以下のとおりでした。

  •  第1報告:ブレンコ=ミレーナ「長時間労働について」
  •  第2報告:船水悠樹「エコポイント制度の評価」
  •  第3報告:山崎凛太郎「家庭ごみ有料化の効果の再検討」
  •  第4報告:中間真奈美「子どもの貧困問題に関する一考察」
  •  第5報告:板倉恵也「江戸時代の物価考察」

 5人の報告は、いずれも卒業論文(卒業研究)として十分な内容を備えており、なかなか質の高いものでした。パワーポイントのスライドも上手に作られていて、報告態度も堂々としたものでした。さすがは卒業を間近に控えた4年生という印象でした。

第1報告者のミレーナさん

第2報告者の船水君

 会場には報告者と同じゼミの仲間、後輩、経済学科の先生方に加え、中山副学長、藤井学部長、国際学部の先生や大学職員の方にも来ていただきました。教職員の皆さんには、報告を聞いて、よかったと思うものを1つ選んでもらいました。集計の結果、小山ゼミの板倉君が最優秀賞に輝きました。板倉君以外の報告者には優秀賞が贈られました。受賞者には特製の楯と、教員有志から提供された副賞が贈られました。繰り返しになりますが、どの報告も優れており、甲乙付けがたく、全員に最優秀賞を贈りたい気分でした。

第3報告者の山崎君

第4報告者の中間さん

 これまでは、ゼミ単位で報告会を行うケースはありましたが、基本的に卒業論文を書き上げて提出するだけでした(内容や形式が一定の水準に達していれば合格)。それでは期限に間に合うように書き上げることに集中するあまり、提出したらすぐに研究内容を忘れてしまうような学生も見受けられました。卒業論文は、学生生活の総まとめとして取り組んだ卒業研究の内容をまとめるものです。書き上げることが目的ではありません。報告会で船水君と山崎君が卒論の内容を一つひとつ説明していく姿を見て、彼らのゼミ指導教員として手前味噌になりますが、2人とも卒論を執筆していた1月中旬と比べて卒論の内容の理解が深まっており、別人と思えるほど成長したと感じました。その他の3人も同様だったと思います。

第5報告者の板倉君

最優秀賞の板倉君に楯が贈られました

 各報告者は、研究報告の最後に、卒業研究に取り組んだ感想と後輩へのアドバイスも語ってくれました。卒業研究は全体的に辛かった、資料収集に苦労した、細部にわたる原稿の修正で精神が削られた(船水君)、日本語が大変だった(ミレーナさん)という正直な感想が聞かれました。一方で、情報収集の大切さ、調べることの魅力に気付くことができたという嬉しい感想もありました。また、後輩へのアドバイスについては、みんなの声を総合すると、早めにテーマの検討を始めること、早めにかつ丁寧に資料集めをすること、早めにゼミの先生に相談し指導を仰ぐことが大事だ、というものでした。新4年生の皆さん、先輩の声を参考に、がんばって卒業研究に取り組んでください。来年の第2回報告会で、より多くの報告が行われ、今回の報告内容をしのぐ研究が出てくることを期待しています。
 それより何より、まずは第1回の報告者の皆さん、報告ご苦労様でした。大変立派でした。卒業後にそれぞれの道で大いにご活躍されることを期待しています。
(写真:工藤(大学運営室)・金子(経済学部)、文責:金子(経済学部))

記念すべき第1回報告会出場者と小山学科長