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ホーム  > 経済学部だより  > 金子ゼミ(専門導入演習)紹介

金子ゼミ(専門導入演習)紹介

今回は、2年次の金子ゼミ(専門導入演習)の様子をご紹介します。今年度の私の2年ゼミには6人の学生が所属していて、金曜日の4限目に行っています。前の時間(3限目)に同じ教室で4年ゼミをしている関係で、ときどき4年生も残って、飛び入り参加してくれます。
3年次からの専門的な勉強の準備(導入)を行うのが2年ゼミですが、私のゼミでは経済学部に学んでいるのだから、経済学の考え方を学ぶという、ある意味当たり前な目標を掲げています。ただ、単に経済学の考え方を学ぶのではなく、少しは大学生らしく教養も身につけようと考えて、梶井厚志『故事成語でわかる経済学のキーワード』(中公新書)をテキストに選び、経済学の考え方を学ぶと同時に、それに関連した故事成語も学んでいます。たとえば、「覆水盆に返らず」をモチーフに「サンクコスト」を学んだり、「先ず隗より始めよ」をモチーフに「乗数効果」を学んだりしました。
前期(4月から7月)はテキストを全員で輪読(順番に読む)して、重要なポイントや質問が出たところを私が解説したり、テキストの例の類似例を日常生活の中に探して議論したりして、理解を深めました。後期(10月以降)は、テキストの内容をまとめて、みんなの前で報告(プレゼン)することに取り組んでいます。

(グループ報告準備の様子)

最初は2人ずつのグループに分かれて報告してもらいましたが、12月からは1人で1つの章の内容をまとめて報告してもらっています。準備段階では分かったつもりでも、いざ人前に出て話すとなると、緊張してうまく行かないこともあります。それでも、みんな一所懸命に準備して、個性的なパワーポイントの資料を作って、少しでもテキストの内容がみんなに伝わるようがんばっています。

(Hさんの個人報告の様子)

(S君の個人報告の様子)

発表の後は、報告内容はもちろん、報告の仕方について、良かったところ、改善すべきところを話し合います。そうやって少しずつ報告が上手になって行ってくれるといいと思っています。
人前に出て話すことは、場数を踏むことが一番です。将来、就職したら、色々な場面でプレゼンテーションをすることがあると思います。その練習も兼ねて、少し難しい課題に挑戦してもらっています。

(文と写真はゼミ担当:金子林太郎)