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「英語教師授業力ブラッシュアップセミナー」を開催しました。

敬愛大学ではこのほど、中・高等学校の英語教員を対象とした「英語教師授業力 ブラッシュアップセミナー」(後援:千葉県教育委員会、千葉市教育委員会、千葉県私立中学高等学校協会)を開催いたしました。本セミナーでは、小学校は2020年度、中学校は2021年度から全面実施、高等学校は2022年度から年次進行で実施される次期学習指導要領で求められている「主体的・対話的で深い学び」を外国語(英語)教育の側面から実現するために、教室ですぐに活かせる知識と実践に関する情報を提供させていただくことを目的として、去る8月22日・23日に開催。千葉県内外の現役中高英語教員約90名にご参加いただきました。
本年4月に本学に着任した向後秀明教授(前文部科学省初等中等教育局教育課程課・国際教育課外国語教育推進室 教科調査官)からは、次期学習指導要領を見据えた英語教育改革の方向性やこれからの英語教師に求められることについて基調講演をいたしました。また、実際に優れた英語教育を実践されている中・高等学校の先生方による言語活動を中心とした具体的な授業のヒントが多数披露され、35℃もの猛暑の中で大いに英語教育への熱い思いを共有させていただきました。
講師の皆様、またご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

基調講演

「英語教育改善の方向性と英語教師に求められること-学習指導要領の改訂や大学入試改革等を踏まえて」と題し、本学国際学部の向後秀明教授からお話しいただきました。
今年3月に告示された小・中学校の次期学習指導要領では、小学校3・4年生での「外国語活動」導入と5・6年生での「外国語」教科化、中学校の英語の授業は英語で行うことを基本とすることなどが決定されました。また現在改訂作業が行われている高等学校については、プレゼンテーション、ディベート、ディスカッション等を含む言語活動の高度化などが検討されています。同時に大学入学者選抜における英語の4技能化に向けた動きも加速し、日本の英語教育全体が大きく変わろうとしています。本講座では、これら一連の改革の具体的な内容をお伝えいただくとともに、その改革の実現に向け、指導と評価において英語教師に何が求められ、期待されているかについて考えると同時に、優れた授業実践(言語活動の展開)について、映像を交えて紹介していただきました。

授業実践①

千葉県立長生高等学校の植草智代教諭からは、「英語の授業における思考力、判断力、表現力等の向上を目指して」のタイトルで実践例を発表していただきました。
全ての教科等で求められている「思考力、判断力、表現力等の育成」を、英語の授業ではどのように実現することができるかについて、「コミュニケーション英語」及び「英語表現」の授業において、情報を的確に捉えるとともに、得た情報について思考し、自分の考えを述べる活動を多く取り入れることに着目。通常の授業で行っているディベートやディスカッションの要素を取り入れた活動や、それに伴うパフォーマンステストを紹介していただき、生徒主体の授業づくりや評価方法について参加者の皆様と一緒に考える時間となりました。

授業実践②

千葉県立佐倉高等学校の戸村玲子教諭からは、「英語による自己表現力を育てるために―協働・4技能の統合的活動を増やす試み」のタイトルで実践例を発表していただきました。
高等学校学習指導要領改訂の方向性が示され、ディベートやディスカッションなど言語活動の高度化等が注目されている中で、生徒が「英語での自己表現を楽しいと思うこと」「積極的に会話や話し合いに入っていけること」「情報や考えをわかりやすく伝える工夫ができること」「相手の考えを理解し尊重しながら、協力して課題に対する最善策を探っていけること」に着目され、生徒が互いに協力しながら活動することで自己表現に楽しく慣れていき、量や質も確保できる言語活動の展開のしかたを、「英語表現Ⅱ」などの実践を含む模擬授業体験をしながら考える発表をしていただきました。

授業実践③

千葉市立打瀬中学校の大鐘雅勝教諭からは、「英語授業を活性化する」のタイトルで、中学校での実践例を発表していただきました。
英語の授業での様々な活動で、少しでも生徒たちが生き生きと取り組むように指導し、生徒たちのコミュニケーション能力の育成につながるような活動にするにはどうしたらいいかについて、「言語材料の導入」「教科書本文の内容理解」「ポストリーディングの活動」「授業はじめの帯活動」など、実際の授業場面を例にして、活動の内容や進め方の工夫について提案していただきました。また次期学習指導要領で求められている「主体的・対話的で深い学び」について、英語授業の中でどう実現したらいいかについても示唆に富む助言をいただくことができました。

向後先生をはじめとする講師陣の熱が多くの受講者にも乗り移り、英語教育への情熱の熱気で満ちあふれた2日間となりました。
地域連携センターでは、今回の中高教員向け講座を次年度以降も継続するだけでなく、小学校教員向け講座や小学校から中学校、中学校から高校、また高校から大学といった橋渡し的研修の企画はもとより、生涯学習講座の現役教員向けプログラムの開発など、今後も様々な検討を進めてまいります。

(地域連携センター)